優待新設&株式分割を同時発表した銘柄への投資を真剣に検討してみた

優待新設&株式分割を同時発表した銘柄への投資を真剣に検討してみた 新設・拡充・変更

おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約40銘柄保有しています。

今日の記事では、「フジオーゼックス(7299の優待新設&株式分割ニュースを踏まえて、長期投資について個人的に検討してみた結果をご紹介します。

優待新設でいい感じの水準となっていますが、減配リスクには要注意です!

フジオーゼックスが株主優待を新設!

フジオーゼックス」は、エンジンバルブといった自動車部品を手掛けるメーカーです。先日株主優待制度を新設することを発表しました。

優待内容は「全国共通商品券」だと発表されており、100株以上を1年以上継続保有している場合は2,000円相当がもらえます。保有株式数に応じて最大10,000円相当まで増えますが、最も優待利回りが高いのは100株保有の場合です。

「全国共通商品券」ということなので、おそらくクオカードではなくクレジット会社等のギフトカードを指すのかな?と思いますが、具体的な情報は現状不明です。

優待品の取得には1年以上の継続保有が必要なため、最短で優待品が貰えるのは2025年3月権利です。

初回となる2025年3月期に限っては、1年以上ではなく「9カ月以上継続保有」という条件設定にするようなので、2024年6月までに保有をしておけば良いみたいですね。

フジオーゼックスが株式5分割!

フジオーゼックスは、株主優待の新設と同時に株式分割も発表しています。

2024/1/30に発表されたお知らせ(外部PDF)によると、2024年3月31日を基準日として、1株→5株の株式分割を行うそうです。

ご参考までに、2024/2/2の終値は7,160円です。今の株価水準が続くなら、分割後は1株1,400円ちょっとで買えることになりますね。

業績には波があるものの、資産額が安定している

長期投資の検討には、業績チェックが欠かせません!フジオーゼックスの業績をIR BANKの決算まとめページ(外部リンク)で見てみました。

利益は年によってやや波がありますが、純資産が安定して増加傾向となっています。

コロナ禍では一時的に負債が増えたものの、現時点で有利子負債は減少傾向かつ、ほとんど抱えていない状況です。業績の面では波があるものの、資産面では比較的安定している銘柄という印象を受けました。

フジオーゼックス 株式分割後の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

フジオーゼックスを現時点で20株保有した場合の「元とれる年数」を試算してみると、次のような結果になりました。

{(株価7,160円×20株)ー(配当20,000円÷5)} ÷(配当20,000円÷5 + 優待2,000円)+1 = 約25年

※株価は2024/2/2の終値を使って計算しました。

※来期以降の配当予想はまだ未定のため、便宜上、2024年期の配当予想と同じ金額になると仮定して計算しています。

普段は「30年以内」を目安としているので、約25年はちょうど良いくらいの割安水準だと思っています!

減配のリスクには要注意!来期の配当予想は要チェック

フジオーゼックスへの長期インカム投資を検討する上で気にしておきたいのが、減配のリスクです。

先ほど「元とれる年数」の計算に利用した2024年期の年間配当額は、200円です。元々は年間130円の予想だったところを、「半導体不足の解消による生産回復」「北米向けの受注が上振れた」といった理由で、上方修正した結果です。

前年度(2023年期)は130円だったので、かなり配当額が上振れていますよね。

そして、フジオーゼックスは業績が悪化した際には減配を実施する企業です。コロナの影響を最も受けた2021年期の配当実績は、65円(前期比マイナス45円)まで下がりました。

年間200円という配当水準は過去の実績を見てもかなり高い水準なので、近い将来に減配があっても全くおかしくないな…と個人的には思っています。

フジオーゼックスは3月決算の企業なので、2025年期の配当予想が発表されるのは5月中旬頃のはずです。

幸いにも、2025年3月期の優待取得は6月までに保有すれば間に合います。個人的には5月の決算発表を見て来期の業績・配当予想をしっかり確認してから、投資判断をするのが良さそうだな~と考えています!

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

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