ついにJR東日本も株式分割!分割後の割安度合いを調べてみた

ついにJR東日本も株式分割!分割後の割安度合いを調べてみた 株式分割
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約40銘柄保有しています。

今日の記事では、JR東日本こと「東日本旅客鉄道の株式分割&優待拡充ニュースを踏まえて、株式分割後の割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

優待券が活用できる方であれば、100株でも長期保有の検討余地ありだと思います!

JR東日本が株式3分割を発表

JR東日本こと「東日本旅客鉄道」が、株式分割を発表しました。

2024/1/31に発表されたお知らせ(外部PDF)によると、2024年3月31日を基準日として、1株→3株の株式分割を行うそうです。

ご参考までに、2024/2/1の終値は8,797円です。いまの株価水準が続く場合、分割後は1株3,000円弱で買えることになります。

株式分割後は結構買いやすくなる印象です!

JR東日本の株主優待内容が、株式分割を機に一部拡充!

今回の株式分割とあわせて、株主優待制度の変更(一部拡充)も発表されています。変更の主なポイントは、次の3つです。

(新規株主向け)鉄道優待券が分割後100株でも貰えるようになる

分割後初めての優待権利となる2025年3月優待では、分割後の100~299株を保有している場合でも、2年以上継続保有をすれば「株主優待割引券」が1枚もらえるようになることが発表されました。

つまり、分割後はこれまでよりもかなり少ない投資金額で、JR東日本の株主優待をゲットできることになります(2年以上の長期継続保有は必要ですが)。

JR東日本の株主優待割引券(以下、優待券と呼びます)は、JR東日本営業路線内の運賃が4割引で利用できるというものです。

乗車券だけではなく特急料金も4割引されるため、特に東北新幹線・北陸新幹線をよく利用する方にとっては、非常に便利な優待券だと思います!

鉄道優待券の金銭的価値はどれくらい?

優待券1枚にどれくらいの金銭的価値があるのかは、実際に乗車される際の運賃によって異なります。

ここでは、東北新幹線・北陸新幹線のそれぞれについて、最も金銭的な恩恵が大きいと思われる区間を例として挙げてみます。

例①:東北新幹線はやぶさ(普通車指定席)で東京~新青森間を移動する場合

→通常期の片道運賃 17,670円 × 40% = 7,068円

※ちなみに東京~仙台間の場合(区間以外は同条件)だと、優待額は4,564円です。

ご覧のとおり、関東~東北間を新幹線で移動する機会がある方にとっては、かなり金銭的価値の高い優待券なのではないかと思います。

例②:北陸新幹線はくたか(普通車指定席)で東京~上越妙高間を移動する場合

→通常期の片道運賃 9,440円 × 40% = 3,776円

※上越妙高~金沢間はJR西日本の営業路線なので、JR東日本の優待券は残念ながら利用できません…。

北陸新幹線の方は、営業路線の関係で東京~上越妙高間までしか割引が入りません。

ですが株価3,000円前後で3,776円もの優待が入ると考えると、優待券の金銭的価値はそれなりに高い方なのではないかと思います。

もし金沢駅まで乗車する場合は、東京~上越妙高間、上越妙高~金沢間の切符をそれぞれ別で購入しないといけないので、ちょっと面倒ですけどね…(^-^;

(補足)ちなみに従来の優待制度では、長期継続保有期間の条件は3年以上とされていました。今回の優待制度変更の一環として、2年以上に条件が緩和されています。

(既存株主向け)鉄道優待券の進呈枚数が一部拡充

今回の優待制度変更で、すでにJR東日本の株主となっている方にとっては、もらえる優待券の枚数が増える(方もいる)というメリットがあります。

もらえる優待券の枚数が増えるかどうか、どれくらい増えるのかは、保有株式数によって異なります。詳細はこちらの表でご確認ください。

分割
保有株式数
従来の
枚数
変更後の
枚数
増減
100~133株110枚
134~199株12+1枚
200~233株23+1枚
234~299株24+2枚
300~399株35+2枚
400~499株46+2枚
500~599株57+2枚
600~666株67+1枚
667~999株6~99+0~3枚
1,000~3,333株10~2111~23+0~3枚
3,334~9,999株21~5425~60+0~9枚
10,000~19,999株55~8865~90+2~10枚
20,000~49,999株1001000枚
50,000~99,999株2502500枚
100,000株~5005000枚
長期継続保有優待は加味していません。

今回の拡充によって優待券が増えるかどうか、どれくらいの枚数増えるのかは、保有株式数によって結構ムラがある印象です。

ちなみに1番大きく拡充されるのは、現10,000株を保有のケース(+10枚)でした。

表では省略しているケースも含めて全てのパターンを計算してみたところ、貰える枚数がマイナスになるパターンはありませんでしたので、ご安心ください。

株主サービス券の進呈条件は変更なし(分割後300株以上から)

JR東日本の株主優待には、鉄道料金が割引となる優待券の他に、提携施設でのお買い物等が割引となる「株主サービス券」というものが存在します。

残念ながら「株主サービス券」については、優待の拡充はありません。取得には、株式分割後の300株以上(現100株以上)を保有している必要があります。

同じく、「JR東京総合病院人間ドック料金割引券」については、株式分割後の3,000株以上(現1,000株以上)の保有が必要です。こちらも拡充とはならず、現行の制度と実質的には同じです。

JR東日本、鉄道割引券が活用できるなら検討の余地あり!

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

株式分割後に100株を保有した場合の「元とれる年数」を計算してみると、

株価:2024/2/1の終値 8,797円 ÷ 3分割 ≒ 2,932.3円と仮定します。

年間配当:来期の配当予定はまだ分からないため、便宜上、今期と同じ125円の3分割 ≒ 41.6円と仮定します。

優待額東京~仙台間を新幹線(普通車指定席・通常期)で利用すると仮定して、4,564円相当として計算してみました。その他の優待は含めていません。

計算結果

株価2,932.3円×100株ー(4,160円×2年)÷(配当4,160円+優待4,564円)+2 = 35

ちなみに普段は「30年以内」を目安としています。約35年なので割安とは言いづらいですが、企業価値を考えると個人的には十分検討余地がある水準だと捉えています。

もし東京~新青森間を利用する場合であれば、「元とれる年数」は約28年となります。この区間で優待券を継続的に活用できる方にとっては、控えめに言って投資のチャンスかなと思います!(笑)

(おまけ)JR西日本も2024年3月末に株式分割予定

ちなみに、JR西日本こと「西日本旅客鉄道」も2024年3月末に株式分割予定です。西日本にお住まいの方は、こちらの情報もあわせてチェックしてみてくださいね。

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

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