おはようございます、よこです(^-^)/
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。
最近は大手証券会社が大胆な手数料無料化を実施したり、多くの企業が株式分割を発表したりと、私たち個人投資家にとってますます投資しやすい環境が整ってきているように思います。
これらのニュースはすべて、来年2024年から始まる新NISA制度を見据えたものだと言えます。証券会社や投資先となる企業は、すでに新NISA制度に向けた準備を始めているということですね。私たち投資家も、新NISA制度を上手く活用できるよう少しずつ準備を始めていく時期かなぁ…と思っています。
ということで、今日の記事ではその新NISA制度に関する情報の1つとして「新NISA口座では購入できない優待銘柄があること」についてご紹介したいと思います。
ちょっとマニアックな話題ですが、
新NISA口座でも優待投資をしたいと考えている人にとっては、
知っておいて損のない情報だと思います!
新NISA口座では「監理銘柄」「整理銘柄」が購入できない
新NISA口座を利用して優待投資を行う場合は、「成長投資枠」と呼ばれる枠の中で日本国内の個別株を購入することになります。NISA口座では信用取引(=借り入れを行って投資商品を買うこと)はできないので、手持ちのお金を使って現物購入することになりますね。
株主優待制度を実施している銘柄は、基本的には新NISA口座で購入できるものがほとんどです。しかし、「監理銘柄」「整理銘柄」に指定されている銘柄は、新NISA口座では購入することができません。
「監理銘柄」「整理銘柄」とは?
「監理銘柄」「整理銘柄」とは、上場廃止のリスクが高い銘柄に対して、その危険性を投資家へお知らせするために付けられるものです。
まず「監理銘柄」は、上場廃止の可能性がある、という状態を表します。あくまで可能性なので、企業側の状況が変われば対象から外れることもありえるかもしれません。
一方で「整理銘柄」は、すでに上場廃止が決まっている、という状態を表します。こちらは可能性ではなく、確定事項ということですね。
上場廃止が予想される、あるいは決まっている会社の株価はどんどん下がります。上場廃止されてしまうと、投資していた金額が手元に戻ってこなくなるからですね。
つまり「監理銘柄」や「整理銘柄」に指定されている銘柄を購入することは損をしてしまうリスクが高いので、国としては投資を推奨できない。なので新NISA口座では購入できないようにしている、というロジックなのかな?と勝手に想像しています。
どんな優待銘柄が「監理銘柄」「整理銘柄」に指定されている?
監理銘柄、整理銘柄に指定されている企業の一覧は、日本取引所グループのサイト(外部リンク)から確認することができます。
本日2023/10/6の時点で掲載されている銘柄のうち、株主優待制度を実施している(実施していた)銘柄は次のとおりです。
(追記)ちょうど記事公開同日の夕方に、ビジョナリーホールディングスも株主優待廃止を発表しましたので、内容を更新しました。
<監理銘柄>
ケーヨー(今年で優待廃止)
システム情報(今年で優待廃止)
ビジョナリーホールディングス (今年で優待廃止)
HCSホールディングス(今年で優待廃止)
T&K TOKA(今年で優待廃止)
三栄建築設計(2020年に優待廃止済)
焼津水産化学工業(今年で優待廃止)
<整理銘柄>
東京日産コンピュータシステム(2022年分で優待廃止)
AmidAホールディングス(今年で優待廃止)
ロングライフホールディング(2022年分で優待廃止)
ピーシーデポコーポレーション(今年で優待廃止)
ケーヨーなど、つい最近上場廃止がニュースになっていた銘柄も含まれていますが、「え、この銘柄もそうなの!?」と思うものが意外とあったりしますよね。
銘柄によっては、TOB(公開買い付け)による売却益で損どころかかえって得をするようなケースもあったりするものの、あくまで優待投資という観点から見ると、優待品がもらえなくなってしまうのはやはりデメリットです。
上記の銘柄一覧を見ればわかるとおり、監理銘柄・整理銘柄に該当する銘柄はそのほとんどが優待を廃止しています。今のところは優待を継続している企業も、これを見るといつ廃止されるかわからないな…というのが正直な感想です。 →この言葉通り、ビジョナリーホールディングスも優待廃止が決定されてしまいました…。
必ずしも経営悪化だけが理由ではないので、事前に予測できないのが難しいところですが…。いずれにせよ、これらの銘柄を新NISA口座で購入することはできませんし、そもそも積極的に購入を検討する必要もないのかな、というのが個人的な考えです。
優待情報がまとめられた雑誌やWebサイトを見るだけでは、こういった情報を知ることはできないケースが多いです。優待銘柄の購入を検討する際には(特に長期保有を考えている方は)、もらえる優待品の情報だけでなく、こういった情報もなるべくキャッチできるようにしておきたいですね。
※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
この記事を書いた人
よこ
株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
詳しいプロフィールを見る
ブログランキングに参加中!バナークリックで応援いただけると嬉しいです!↓
コメント