おはようございます、よこです(^-^)/
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約60銘柄保有しています。
今日の記事では、「名古屋銀行(8522)」の株式分割&優待変更ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。
名古屋銀行が9月末に株式分割!
愛知県内で第2のシェアを誇る地方銀行「名古屋銀行(8522)」が、株式分割を発表しました。
2025/4/22に発表されたお知らせによると、2025年9月末を基準日として、1株→3株の株式分割を行うようです。
ご参考までに、名古屋銀行の2025/4/23終値は7,330円です。

もし今の株価水準が続くなら、分割後は1株2,500円弱で購入できることになりますね!
名古屋銀行が株主優待制度を変更!
今回の株式分割にあわせて、株主優待制度の変更も発表されました。
変更の主なポイントは、次の3点です。
- 株主優待品がもらえるのは分割後300株から
- 1年以上の継続保有条件を追加
- 分割後1,000株以上は額面拡充
株主優待品がもらえるのは分割後300株から
名古屋銀行の株主優待品は、きしめんやういろう、手羽先などの名古屋グルメが掲載されたオリジナルカタログギフトです。
現制度では100株保有からが優待進呈の対象となっていますが、株式分割後(2026年3月期)からは最低でも300株以上の保有が必要となります。

3分割なので、100株ホルダーの場合は実質的な変更はなさそうですね。
株式分割によって取得しやすくはなるものの、株主優待取得のハードルとしてはこれまでと変わらない形になっています(^-^;
1年以上の継続保有条件を追加
分割後の株主優待制度では、保有株式数にかかわらず、新たに1年以上の継続保有条件が追加されることになりました。
ただし経過措置として、初回の2026年3月権利分については、2025年9月30日時点で(分割前)100株以上、2026年3月31日時点で(分割後)300株以上を保有していれば、株主優待品を受け取ることができるようです。
つまり現時点で株を保有していない方の場合は、遅くとも9月末までに株を購入しておく必要がありますね。

9月末時点の「100株」は分割前100株(=分割後300株)なので、資金面のハードルは変わらない点に要注意ですね。
分割後1,000株以上は額面拡充
分割後の株主優待制度では、新たに1,000株以上の優待区分が追加されます。
そのため、分割後1,000株以上(=現334株以上)を保有している方は、もらえる額面が3,000円分→5,000円分にアップします。
また、分割後1,500株以上(=現500株以上)でもらえるカタログの額面も、5,000円分→10,000円分に大幅アップとなっています。
分割後1,000株というと現在の株価水準では250万円近くの投資資金が必要になるので、なかなか気軽に購入できる金額ではありませんが…。
コツコツ買い増している方にとっては、嬉しいニュースとなりましたね(^-^)

それでも、最も優待利回りが高いのは分割後300株となっています。
名古屋銀行の業績推移をチェック!
名古屋銀行の業績推移をグラフで見てみると、収益・利益(EPS)ともに概ね右肩上がりの傾向で推移していることが分かります。

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。
EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。
配当金の推移はこちらのグラフのとおりです。

配当金額も、業績の伸びに伴ってここ数年で急激に大きくなっていますね。
ちなみに2025年期の配当金は、大幅増配の年間270円となることが発表されています。

株主優待だけでなく、配当金メリットも大きそうな銘柄ですね…!
名古屋銀行の割安度合いを調べてみた
私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。
名古屋銀行を100株(=分割後の300株相当)保有した場合の「元とれる年数」を2025/4/23終値で試算してみると、約25年(利回り換算で約4.0%)となりました。
普段は「20~30年以内」を目安としているため、ちょうど良いくらいの水準だと捉えています(^-^)
ちなみに、現34株(=分割後100株相当)を保有して配当金のみ受け取る場合でも、約28年で投資回収できる計算となっています。
現在の株価を踏まえると、いきなり300株はちょっとハードルが高いですが…。配当金を受け取りながら300株を目指して少しずつ買い増していく作戦も検討できそうな銘柄だと思います。
※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
この記事を書いた人

よこ
株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから4年目、もうすぐ2500万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約60銘柄保有しています。
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