利回り5%超え?優待新設銘柄の割安度合いを調べてみた

利回り5%超え?優待新設銘柄の割安度合いを調べてみた IR解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。

今日の記事では、「サンワテクノス(8137)」の株主優待新設ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

現時点ではかなりの高配当銘柄ですが、長期投資の判断は慎重に!

サンワテクノスが株主優待制度を新設!

産業用機械の販売を行う専門商社である「サンワテクノス」という会社が、株主優待制度の新設を発表しました。

2024/5/10に発表されたお知らせによると、100株以上の保有でクオカードがもらえるようになるそうです。

もらえるクオカードの額面は、次のとおりです。

~2年未満2年以上~
100~499株1,000円分2,000円分
500株~2,000円分3,000円分

株主優待制度は、次回の2025年3月権利から開始されます。

クオカードは使えるお店が幅広いので、もらって困ることのない優待品ですね!

サンワテクノスの業績推移をチェック!

サンワテクノスの「売上高」と「EPS(一株あたり当期純利益)」のグラフを見てみましょう。

サンワテクノス(8137)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

緑色の売上高はゆるやかな上昇傾向となっていますが、オレンジ色のEPSには結構波があることが分かりますね。

2025年の予想はEPSが大幅に下落する予定となっているため、これから投資を検討する上では注意が必要ですね。

気になる「一株配当」と「配当性向」のグラフはこちらです↓

サンワテクノス(8137)一株配当と配当性向の推移

配当金は増加傾向で、2023年・2024年は特に高い水準の配当を行っていることが分かりますね。

ちなみに2025年期の年間配当予想は110円(うち10円は記念配当)なので、現時点ではさらに増配する見込みとなっています。

とはいえ、先ほど見たように利益(EPS)は下落予定のため、今の高水準の配当がどこまで続くのかは気になるところですね…。

ちなみに、サンワテクノスの配当方針は「連結配当性向 25~35%を目標」となっています。

サンワテクノスの割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

サンワテクノスを現時点で100株保有した場合の「元とれる年数」を2024/5/17終値で試算してみると、約19年となりました(利回りに換算すると約5.3%です)。

普段は「20~30年以内」を目安としているのですが、それを超えるかなりの高水準であることが分かります。

減配リスクには要注意?

「元とれる年数」の計算には、2025年期の年間配当予想のうち、記念配当分を除いた金額である100円を用いています。

しかし先ほどのグラフで見たとおり、この配当水準はこれまでの配当実績の中でもきわめて高い水準です。

加えて2025年期の利益(EPS)は、今のところ大幅減の予定となっています。

利益が下がってしまうと、配当方針である「連結配当性向 25~35%」を満たすためには減配を避けられないため、業績が改善しない限りは減配の可能性があると見込んでおいた方が良いかもしれません。

ご参考までに、配当金額が半分の50円になってしまった場合の「元とれる年数」は約32年(利回り換算で約3.1%)となります。

現在の配当性向は30%前後と適正数値のため、現時点で特に大きな心配がある銘柄ではなさそうですが、高配当株として投資を検討する場合には、現在の高配当がどこまで続きそうかしっかりと調べた上で判断するのが良いかと思います!

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
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