おはようございます、よこです(^-^)/
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約60銘柄保有しています。
今日の記事では、「力の源HD(3561)」の株主優待変更ニュースを、メリット・デメリットに分けて詳しくご紹介します。
力の源HDが株主優待制度を変更!
博多ラーメン「一風堂」などでお馴染みの「力の源HD(3561)」が、株主優待制度の変更を発表しました。
2025/1/22に発表されたお知らせによると、2025年3月期から株主優待の拡充を行うという形で、全部で7つの内容が紹介されています。
今回のニュースは、変更箇所が多いのと、お知らせ内に変更前の制度情報が記載されていないのとで、ぱっと見どれだけお得になったのかが分かりづらい項目もあるかもしれません。
そこで、今回の優待変更をメリット・デメリットに分けて詳しく見ていきたいと思います。
力の源HD 株主優待制度変更のメリット
今回の優待変更に伴う株主側のメリットは、主に次の5点です。
- 100株1年未満の保有でも株主優待品がもらえるようになる
- 限定商品を含む全メニューに株主優待券が使えるようになる
- 「因幡うどん」が株主優待券の対象施設に追加される
- 株主優待品の選択肢が増える
- 大半の株主は、従来よりも貰える優待額面が増える
100株1年未満の保有でも株主優待品がもらえるようになる
従来の優待制度では、100株ホルダーは1年以上継続保有をしないと株主優待品を受け取ることができませんでした。
しかし、2025年3月期以降は、100株・1年未満の保有でも株主優待品がもらえるようになります。
これから力の源HDへの投資を検討する方にとっては、取得ハードルが下がるありがたい拡充ですね(^-^)
限定商品を含む全メニューに株主優待券が使えるようになる
従来の株主優待券は、グランドメニューの商品(ラーメン単品)を対象としたものだったため、セットメニューや季節限定ラーメンには使うことができませんでした。
しかし、新制度ではこれらも含めた全てのメニューで株主優待券が使えるようになります。
選べるメニューの幅が増えるのは、良いことですよね!
「因幡うどん」が株主優待券の対象施設に追加される
これまで株主優待券の利用対象店舗だった「一風堂」「IPPUDO RAMEN EXPRESS」「名島亭」に加えて、2025年3月期以降は「因幡うどん」でも株主優待券が使えるようになります。
因幡うどんは福岡県にしかないお店なので、普段から利用できる方は限られそうなものの、博多駅や福岡空港などアクセスの良い場所に出店しているので、観光シーンでも活用の余地がありそうだなと思います。
株主優待品の選択肢が増える
従来の株主優待券は、グループ店舗の店頭でしか使うことができませんでしたが、新制度では新たにECサイトのクーポン券を選択することもできるようになります。
クーポン券は、こちらの公式通販サイトで使うことができるようです。
購入金額の条件があるのか、送料設定はどうなるのかなど、クーポン券の詳細はまだ明らかになっていません。
ですが一風堂は全国どこにでもあるお店というわけではないので、近くに店舗が無い方でも株主優待制度を活用できるようになったのは、嬉しい拡充だと思います!
大半の株主は、従来よりも貰える優待額面が増える
ご紹介が最後になってしまいましたが、今回1番の拡充と言えるのが、優待額面の増額です。
従来の株主優待券は「お好きなラーメン1杯無料券」といった扱いでしたが、新制度では「1枚1,000円分のお食事券」に変更されます。
そもそもの優待券の仕様が違うので比較がちょっと難しいですが、最も多いと思われる100株・1年以上継続保有のケースで比べると、優待額面は増加しています。
100株・1年以上継続保有の場合、従来の株主優待券の最大火力は「バリ盛からか麺(1,690円)×年間4杯=最大6,760円」となります(もらえる優待券は年間2枚ですが、2名で来店すれば2杯無料になるため、最大4杯という計算です)。
新制度では、100株・1年以上継続保有で「4,000円分×年2回=8,000円分」がもらえるので、新制度の方が優待額面としては大きくなっています。
「バリ盛からか麺」より価格の安いメニューを注文している方ほど、より拡充幅が大きいと言えますね。
ただし、額面に関しては全面的な拡充ではなく、一部ケースでは改悪のパターンもあることに注意が必要です。
改悪となるケースについては、次の項目で詳しくご紹介します。
力の源HD 株主優待制度変更のデメリット
今回の優待変更に伴う株主側のデメリットは、主に次の2点です。
- 一部、額面改悪になるケースも存在する
- 手出し無しでの飲食は従来よりも難しくなった
一部、額面改悪になるケースも存在する
先ほども少し触れたとおり、一部の株主にとっては今回の優待変更が拡充ではなく、改悪になってしまうケースも考えられます。
具体的には、次の3つのケースに全てあてはまる株主の場合は、残念ながら改悪となる可能性が高いです。
- 2人で株主優待券を利用していた
- (バリ盛など)価格の高いメニューを注文していた
- 500株以上を1年以上継続保有していた
例えば500株・1年以上継続保有のケースだと、従来の株主優待券の最大火力は「バリ盛からか麺(1,690円)×年間12杯=最大20,280円」です。
新制度の同条件でもらえるのは20,000円分なので、誤差ではありますが改悪となることが分かります。
「バリ盛からか麺」以外のメニューを注文するなら、新制度の方が若干お得になる計算です。
次に1,000株・1年未満のケースだと、従来の株主優待券の最大火力は「バリ盛からか麺(1,690円)×年間16杯=最大27,040円」です。
新制度の同条件でもらえるのは20,000円分なので、こちらはまあまあの改悪となっていますね。
「玉子からか(1,190円)」以下の価格帯のメニューを注文する場合は、新制度の方が若干お得になる計算です。
ちなみに1,000株・1年以上継続保有の場合は、「バリ盛白丸(1,490円)」以下の価格帯のメニューであれば新制度の方がお得です。
具体的な計算は省きますが、同様に3,000株の優待区分でも新制度の方が額面は少なくなってしまいます。
お知らせ内には「拡充」とあるものの、この金額を見たら全面的な拡充とは言えないんじゃないかな…というのが正直な感想です(^-^;
手出し無しでの飲食は従来よりも難しくなった
従来の「お好きなラーメン1杯無料券」といった扱いの株主優待券から、1,000円単位の株主優待券に変わったことによって、手出し無しで飲食を楽しむハードルはかなり上がってしまったように思います。
せっかくの株主優待券、お釣りが出ないのでなるべく有効利用したいところですが、2025年1月現在、一風堂には1,000円ぴったりで食べられるラーメンメニューは存在しません。
株主優待投資をしている方の中には、優待額面による単純な損得だけではなく、無料で飲食を楽しめる特別感に魅力を感じている方も多くいらっしゃると思います。
そういった方にとっては、今回の制度変更によって使いづらい優待制度になってしまったのではないかな…と思います。
私自身も一風堂では白丸元味(850円)を単品注文することが多いので、1,000円券は使いづらいなぁというのが正直な感想ですが…(^-^;
幸いトッピングで価格調整をしやすいお店でもあるので、普段注文しないトッピングや替え玉を楽しむきっかけとして、活用していくのも良いかもしれませんね。
白丸元味(850円)+替え玉(150円)はぴったり1,000円になりますね!トッピングは140円のものが多いので、990円になっちゃいますが…。
※本記事内の「一風堂」メニュー価格は、2025年1月時点の情報です。
※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
この記事を書いた人
よこ
株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから4年目、もうすぐ2500万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約60銘柄保有しています。
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