「投資回収までにかかる年数」の計算方法

「投資回収までにかかる年数」の計算方法 投資スタイル
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こんにちは、よこです(^-^)/

私は普段、一度買った株は基本的に売らず、長期で保有し続けるつもりで投資をしています。なので、株を買う前には「この銘柄を保有し続けた場合、何年後(自分が何歳の時)に、投資にかけた金額を回収できるのか?」という観点で、購入するかどうかを判断したり、購入する銘柄の優先順位を決めたりしています。

今日の記事では、この投資回収までにかかる年数、通称「元とれる年数」を具体的にどう計算しているのか?について、ご紹介したいと思います。

「元とれる年数」を簡単に計算する方法

「元とれる年数」が表しているのは、本質的には「利回り」と同じ数値です。なので、もし配当利回りや優待利回りの数値がわかっていれば、その数値を使って、簡単に「元とれる年数」を知ることができます。

詳しくは、こちらの記事で解説しています↓

「利回り」を使わずに「元とれる年数」を計算する方法

しかし、優待銘柄への投資を検討する場合、「優待利回り」の数値が簡単には分からないケースがとても多いんです。

一番よくあるケースが「10%オフ優待券」「3割引お買物券」といった優待品です。これ、そのお店でいくらお買い物をするかが分からないと、結局何円分を優待してくれるのかよく分からないですよね。株主優待の情報サイトでも、こういった優待品の優待利回りには、具体的な数字が掲載されていません。

なので、私は普段「利回り」の数字を使わずに、次のような手順で「元とれる年数」を計算しています。今回は、私も保有している「イオンモール」を100株買う場合を例にあげてみます。ちょっとややこしそうですが、慣れてくると3分もかからずに計算できるようになりますよ!

株価を調べる

まずは、調べたい銘柄の現在の株価を調べます。検索サイトで「〇〇(銘柄名) 株価」と調べると、すぐに株価を知ることができますね。

「イオンモール」の株価を調べてみると、8/4終値で1,709円でした。100株買う場合は 1,709円×100株=170,900円になりますね。

1年間でもらえる配当金を調べる

各企業の決算短信や、決算情報をまとめたサイト(IR BANKなど)で、来期の配当予定を確認します。私は一度に色々な企業の情報をまとめて確認することが多いので、IR BANKをよく利用しています。

イオンモールの2024年期の配当予想額は、中間25円、期末25円で、合計50円でした。100株保有なので100をかけると、年間5,000円が配当金としてもらえることになります。

株主優待品の金額価値を調べる

次に、株主優待としてもらえる優待品の金銭的価値を調べます。イオンモールの場合はわかりやすく、100株保有の場合は3,000円のイオンギフトカードが年に1回もらえますので、優待品の金銭的価値は年間で3,000円という事になります。

カタログギフトを選択することもできるのですが、こちらも公式サイトには3,000円相当と明記されていますので、どちらにせよ計算に使う数字は3,000円で問題ないかと思います。

ちなみに、調べたい銘柄がもし株主優待制度を取り入れていない場合は、この数値は「0円」として次のステップに進みます。

3つの数字から「元とれる年数」を計算する

ここまでに計算してきた「株価」「配当金」「株主優待の金額価値」の3つの数字を使って、いよいよ「元とれる年数」を計算します。

 株価 ÷(配当金+優待)= 元とれる年数

なので、イオンモールを100株購入する場合は、

170,900円 ÷(5,000+3,000)= 21.3625(年)

つまり、イオンモールを8/4の終値で100株購入して保有し続けた場合、もらえる配当金の金額や優待内容が今後ずっと変わらないならば、大体21.3625年後(丸めると、およそ22年後)には、投資金額を全て回収できますよ、という事になります。

22年後に自分が何歳なのか、その頃も投資を続けているのか、その頃の自分もイオンモールのサービス(優待品)を利用していそうか…など、長期保有を前提とした場合、自分にとってこの銘柄は投資対象としてどうなのか?を考えるのには適した数値だと思います(^-^)

ちなみに

先ほど少し触れたとおり、実際には「優待の金額価値」の計算がとても複雑になる銘柄も多いのですが、この計算方法を知っておけば、どんな優待品であっても「元とれる年数」を知ることは可能です!

ですが、文章量がとんでもない事になってしまいそうなので…複雑なタイプの計算についてはまた別の機会にご紹介したいと思います。

ちなみに、さまざまな銘柄の「元とれる年数」を調べてきた感覚だと、大体25~30年くらいが適正値です。あまりに小さすぎると優待廃止のリスクが高かったりと危ない側面もあるので、一概に短いほどいいとは言えません

イオンモールは、コロナ前の業績にまだ戻し切れていないからなのだと思いますが、「元とれる年数」としては平均よりちょっと良いくらいの数値なんじゃないかな?と思います。

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