おはようございます、よこです(^-^)/
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約40銘柄保有しています。
さて、来週9月末にはなんと30社弱の銘柄が株式分割を行うそうです。今日の記事では、そのうち株主優待制度を導入している7社に絞って、分割後の配当・優待情報や割安度合いをまとめてみました!
株式分割が投資のチャンスとなるかどうかは、銘柄によっても異なるので一概には言えませんが、ぜひ目先の投資方針を考える上での参考情報にしていただければと思います(^-^)
9月末に株式分割する優待銘柄 7社
マツキヨココカラ&カンパニー
2023/9/22終値:7,961円(1→3株に分割)
分割後の配当予想:17円(半期)
優待内容:分割後100株保有で、2,000円相当×年2回の自社グループお買い物券
上記から、普段私が投資判断をする際に用いている数値「元とれる年数」(=インカムゲインのみで投資回収までにかかる年数)を計算すると、
(7,961円×100株÷3)÷(配当1,700円×年2回 + 優待2,000円×年2回)= 約36年
となります。
※来期以降の配当予想はまだ未定のため、便宜上、次回の配当予想を2倍した金額を年間の配当額と仮定して計算しています。
以前にこちらの記事でご紹介した時よりも株価がだいぶ下がっているので、「元とれる年数」もちょっと短くなっています!
ヤクルト本社
2023/9/22終値:7,340円(1→2株に分割)
分割後の配当予想:28円(半期)
優待内容:分割後100株保有で、自社商品セット&スワローズクルー「ライト会員」入会権
※自社商品セットの額面は明記されていないのですが、公式サイトによると2023年3月期の内容はパックジュース4本&そうめん2人前×3袋だったそうなので、およそ1,000円くらいと仮定して計算してみました。
上記から「元とれる年数」を計算すると、
(7,340円×100株÷2)÷(配当2,800円×年2回 + 優待1,000円)= 約56年
となります。
※来期以降の配当予想はまだ未定のため、便宜上、次回の配当予想を2倍した金額を年間の配当額と仮定して計算しています。
※現在、ライト会員の年会費は2,600円だそうです。需要が限られる優待内容なので今回計算には含めていませんが、もし含める場合の元とれる年数は、約40年になります。
和弘食品
2023/9/22終値:9,460円(1→3株に分割)
分割後の配当予想:17円(期末のみ)
優待内容:分割後300株保有で、2,000円相当の北海道産品セット
上記から「元とれる年数」を計算すると、
(9,460円×300株÷3)÷(配当1,700円×3単元 + 優待2,000円)= 約133年
となります。インカムでの投資回収は非現実的な数値ですね…(^-^;
ちなみに、株式分割発表のお知らせ内に「株式分割後の保有株式数が 100 株以上 200 株未満である株主様を対象とした株主優待の導入を別途検討しております」という内容の記載があったのですが、現時点でまだ続報は発表されていないようです。
サカイ引越センター
(追記)2023/10/5に優待内容の変更(拡充)が発表されたので、内容を更新しました。
2023/9/22終値:5,060円(1→2株に分割)
分割後の配当予想:37.5円(半期)
優待内容:分割後100株保有で岩手県産ひとめぼれ5kgまたはクオカード2,000円分
上記から「元とれる年数」を計算すると、
(5,060円×100株÷2)÷(配当(3,750円+1,500円)+ 優待2,000円)= 約35年
となります。
※優待品は、お米券の額面等を考慮しておよそ2,000円相当と仮定して計算してみました。
※9月権利の優待品は300株以上の保有が条件となっているため、今回の計算には含めていません。
※この銘柄は中間と期末で配当金の比率が大きく異なるため、単純に配当予想を2倍する形ではなく、2023年中間期の実績を2分割した15円を足す形で計算しています。
注意点として、こちらの銘柄は株式分割後も100株優待を維持するのか、それとも分割後は200株から優待を出す形に変更するのかが、少なくとも公式のIRニュース内ではまだ発表されていないように思います。
今回は100株優待に実質拡充する想定で計算しましたが、実際の制度がそのようになるかは現状わかりませんので、そういった観点からも今すぐにではなく、もう少し様子を見てから購入を検討すべき銘柄なのかな…と思っています。
→2023/10/5に、100株優待に実質拡充する旨が正式に発表されました!クオカードの選択肢も新たに追加されましたね。
寿スピリッツ
2023/9/22終値:11,590円(1→5株に分割)
分割後の配当予想:14円(期末のみ)
優待内容:分割後100株保有で3,000円相当の自社グループ製品(お菓子など)
上記から「元とれる年数」を計算すると、
(11,590円×100株÷5)÷(配当1,400円 + 優待3,000円)= 約53年
となります。
※来期以降の配当予想はまだ未定のため、便宜上、次回の配当予想を2倍した金額を年間の配当額と仮定して計算しています。
ちなみにこちらの銘柄は、株式分割とあわせて優待の進呈区分も変更しています。最低基準の100株保有の方にとっては拡充ですが、500株以上を保有している方にとってはもらえる優待品の額面が減る形(改悪)となっています。何だか珍しい変更のかけ方ですよね。
東海旅客鉄道(JR東海)
2023/9/22終値:19,035円(1→5株に分割)
分割後の配当予想:14円(半期)
優待内容:分割後100株を3年以上継続保有で、営業路線内の運賃が1割引になる優待券1枚
※優待券の金銭的価値は、こちらの記事と同様に東京-新大阪間の新幹線のぞみに利用すると仮定して、 1,472円相当として計算してみました。
上記から「元とれる年数」を計算すると、
{(19,035円×100株÷5)ー(配当1,400円×年2回×3年)}÷(配当1,400円×年2回 + 優待1,472円)+3 = 約90年
となります。やっぱりインカム目的での投資は難しそうです…。
※来期以降の配当予想はまだ未定のため、便宜上、次回の配当予想を2倍した金額を年間の配当額と仮定して計算しています。
本田技研工業
2023/9/22終値:5,255円(1→3株に分割)
分割後の配当予想:25円(半期)
優待内容:分割後100株保有でオリジナルカレンダー
※カレンダーの金銭的価値が読めないため、オマケのノベルティという位置づけで計算には含めない形としました。
上記から元とれる年数(=インカムゲインのみで投資回収までにかかる年数)を計算すると、
(5,255円×100株÷3)÷(配当2,500円×年2回)= 約35年
となります。
※来期以降の配当予想はまだ未定のため、便宜上、次回の配当予想を2倍した金額を年間の配当額と仮定して計算しています。
ちなみに、もしカレンダーに1,000円程度の価値がある場合は約30年になってきます。
まとめ
本日の情報をまとめると、このような感じです。
(追記)2023/10/5にサカイ引越センターの優待内容変更(拡充)が発表されたので、内容を更新しました。
銘柄名 | 現在の株価 | 分割基準 | 優待変更 | 元とれる年数 |
マツキヨココカラ&カンパニー | \7,961 | 1→3株 | 実質拡充 | 約36年 |
ヤクルト本社 | \7,340 | 1→2株 | 実質拡充 | 約40~56年 |
和弘食品 | \9,460 | 1→3株 | 現行のまま | 約133年 |
サカイ引越センター | \5,060 | 1→2株 | 実質拡充 | 約35年 |
寿スピリッツ | \11,590 | 1→5株 | 100株だと 拡充 | 約53年 |
東海旅客鉄道(JR東海) | \19,035 | 1→5株 | 長期保有なら 拡充 | 約90年 |
本田技研工業 | \5,255 | 1→3株 | 実質拡充 | ~約35年 |
改めて整理した情報を踏まえて、個人的にはちょっと株価が落ち着いてきたマツキヨココカラ&カンパニーをウォッチしていこうかな…と思っています(^-^)
※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
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