高配当銘柄が株式分割&優待拡充!割安度合いを調べてみた

高配当銘柄が株式分割&優待拡充!割安度合いを調べてみた 優待IR 解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約60銘柄保有しています。

今日の記事では、「高千穂交易(2676)」という銘柄の株式分割&優待拡充ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

高千穂交易が5月末に株式分割!

入退室管理システムや商品監視システム、防犯・監視カメラなど、セキュリティ機器の技術商社である「高千穂交易(2676)」という会社が、株式分割を発表しました。

2025/3/21に発表されたお知らせによると、2025年5月末を基準日として、1株→2株の株式分割を行うようです。

ご参考までに、高千穂交易の2025/3/21終値は4,295円です。

もし今の株価水準が続くなら、分割後は1株2,100円強で購入できることになりますね。

高千穂交易が株主優待制度を拡充!

あわせて、株式分割後の株主優待制度を拡充することも発表されました!

今回の優待拡充の主なポイントは、次の3点です。

  • 優待権利月を変更し、年2回優待に拡充
  • 100株ユーザーの場合はもらえる優待額面がアップ
  • 優待内容がおこめ券からプレミアム優待倶楽部に変更される

優待権利月を変更し、年2回優待に拡充

高千穂交易は、これまで3月末が優待権利月の会社でしたが、株式分割後は6月末・12月末の年2回優待に変更となります。

2025年に関しては、2025年3月末に従来の株主優待制度を実施した後、2025年6月末・12月末に新優待制度が実施されることとなっています。

優待内容がおこめ券からプレミアム優待倶楽部に変更される

高千穂交易の株主優待では、これまでおこめ券が進呈されていました。

ですが新しい株主優待制度では、プレミアム優待倶楽部のポイントを進呈する形に変更されるようです。

プレミアム優待倶楽部は、オンラインカタログギフトのようなものなので、おこめ券よりも選べる商品の幅が増えて嬉しい!という方も多いかもしれませんね(^-^)

ちなみに、お知らせによるとポイントで交換できる商品のラインナップにもお米は含まれているそうですが、交換に必要なポイント数が現状分からないため、100株保有でも毎年お米がもらえるのかは不明です。

100株ユーザーの場合はもらえる優待額面がアップ

従来の100株を保有している場合にもらえるおこめ券は2枚(=880円相当)でしたが、新制度(分割されるので200株)では、1,000ポイント×年2回となっています。

プレミアム優待倶楽部の場合、1ポイント=1円相当ではない商品も多いので単純な比較は難しいのですが…。少なくともおこめ券の額面よりは確実アップしていると言えるかな、と思います。

また、分割後100株の保有でも600ポイント×年2回の株主優待を受け取ることができます!

ちなみに最も優待利回りが高いのは、分割後800株(6,000ポイント×年2回)保有時となっています。

従来の制度では株価に対して株主優待の旨味は少ない会社というイメージがありましたが、新制度では優待目的の投資を検討したいと考える方も増えるかもしれないですね。

高千穂交易の業績推移をチェック!

高千穂交易の業績推移をグラフで見てみると、売上高は比較的安定しているものの、利益(EPS)の推移にはそれなり波があり、コロナ禍以降で大きく伸びていることが分かります。

高千穂交易(2676)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

配当金の推移はこちらのグラフのとおりです。

高千穂交易(2676)一株配当と配当性向の推移

配当金額も、業績の伸びに伴ってここ数年で急激に大きくなっていますね。

配当性向が約100%とかなり高くなっていますが…。中期経営計画によると、2026年期までは連結配当性向100%を維持し、2027年期以降は累進配当(=増配または現状維持)を予定しているそうです。

もしこの計画のとおりに実施されるのであれば、現在の配当水準は一時的なものではなく、今後も続いてくれるものだと思われます。

来期(2026年3月期)は、業績次第では減配の可能性もあることになりますが、長年減配を行っていない企業なので、今の配当水準を維持してもらいたいところです。

高千穂交易の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

高千穂交易を50株(=分割後の100株相当)保有した場合の「元とれる年数」を2025/3/21終値で試算してみると、約25年(利回り換算で約4.0%)となりました。

優待額面は、他社ポイントに交換する場合の交換レートなども加味し、800円相当と結構低めに見積もって計算してみました。

交換する商品やポイントの内容によっては、これよりさらに低い優待額面になる可能性もあります。

普段は「20~30年以内」を目安としているため、ちょうど良いくらいの水準だと捉えています(^-^)

先ほど配当金のグラフで見たとおり、現在は稼いだ利益をほぼ全て株主還元に回している状態なので、大きな成長(=大きな株価の伸び)はなかなか見込めない会社かもしれませんが…。

今後も同水準の配当が続くなら、という前提ですが、少なくとも100株だけ保有して配当金&優待のインカムゲインを受け取る投資先としては、悪くない選択肢なのではないかな?と個人的には思っています。

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから4年目、もうすぐ2500万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約60銘柄保有しています。
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