タリーズ優待を追加した食品銘柄の割安度合いを調べてみた

タリーズ優待を追加した食品銘柄の割安度合いを調べてみた IR解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。

今日の記事では「佐藤食品工業(2814)」の株主優待変更ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べてみた結果をご紹介します。

佐藤食品工業が株主優待制度を変更!

お茶やアルコールの粉末エキスなどの製造メーカーとして知られる「佐藤食品工業(2814)」という会社が、株主優待制度の変更を発表しました。

パックごはんでお馴染みの「サトウ食品」とは全くの別企業です。今回ご紹介する会社はカタカナだと「サトー」表記らしいですね。

2024/11/22に発表されたお知らせによると、2025年3月権利分から、株主優待品としてタリーズデジタルギフト(2,000円分)を進呈することが決まったそうです。

従来の株主優待品は自社商品(粉末茶など)でしたが、500株未満の株主への自社商品配布は廃止され、今後はタリーズデジタルギフトに置き換わることになります。

これまで500株未満の株主に進呈されていた自社商品は500円相当でしたので、額面で見ても拡充だと言えますね!

500株以上の株主の場合は、従来の優待品にプラスする形でタリーズギフトカードがもらえるので、こちらも拡充となっています!

優待額面の増加による企業負担は大丈夫?

100株保有の場合だと、今回の株主優待制度変更により、もらえる優待額面はなんと4倍にアップします。

そんなに優待を配って大丈夫なの?と心配に思った方もいるかもしれませんが…。

恐らくは、従来の自社商品の配送費用、梱包・出荷作業にかかる人件費などのコストを削減する代わりに、浮いた費用をタリーズデジタルギフトの額面にそのまま乗せてくれたのではないかな?と個人的には推測しています。

佐藤食品工業 公式通販の送料は550円なので、人件費まで加味すると少なくとも1,000円くらいの見えないコスト負担がかかっていてもおかしくないですよね。

また、タリーズコーヒーは伊藤園のグループ傘下ですが、伊藤園は佐藤食品工業にとって主要な取引先でもあります。

伊藤園との関係によりギフト券を定価より安く調達することができるのかどうかなど、詳しいことまでは分かりませんが…。

少なくとも単に話題を生むためだけにタリーズデジタルギフトを採用したわけではなく、ビジネス上のきちんとした理由があってタリーズデジタルギフトを選定しているのではないかな、と予想しています。

佐藤食品工業の業績推移をチェック!

佐藤食品工業の業績推移をグラフで見てみると、売上高は比較的安定しているものの、利益(EPS)の推移にはやや波があることが分かります。

佐藤食品工業(2814)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

気になる配当金の推移は、こちらのグラフのとおりです。

佐藤食品工業(2814)一株配当と配当性向の推移

配当金額自体はかなり安定している印象です。直近の配当性向も約20%と、無理のない水準で配当を行っているように見えますね。

佐藤食品工業の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

佐藤食品工業を100株保有した場合の「元とれる年数」を2024/11/27終値で試算してみると、約35年(利回り換算で約2.9%)となりました。

普段は「20~30年以内」を目安としているので、悪くはないけれど特段良いわけでもない…といったくらいの水準だと捉えています。

現在はタリーズ優待追加の発表直後ということもあり、株価が比較的高騰している状況です。

この高騰が一時的なものなのか、それとも恒久的に続くものなのかは分かりませんが、もし株主優待目的で長期保有するなら今よりも割安なタイミングを狙いたいところですね。

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
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