ソフトバンクのPayPay株主優待を徹底考察!

ソフトバンクのPayPay株主優待を徹底考察! 新設・拡充・変更
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約40銘柄保有しています。

今日の記事では、「ソフトバンク(9434)」の株式分割&優待新設ニュースと、これらの情報を踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

かなりの高利回り銘柄ですが、優待制度がどれだけ続くかが気になるところです…。

ソフトバンクが2024年9月末に株式分割!

大手携帯キャリアとしてお馴染みの「ソフトバンク(9434)」が、株式分割を発表しました。

ソフトバンクグループ(9984)ではなく、ソフトバンク(9434)の方です!

2024/4/25に発表されたお知らせ(外部サイト)によると、2024年9月30日を基準日として、1株→10株の株式分割を行うそうです。

ご参考までに、2024/4/26の終値は1,878円です。もし今の株価水準が続くなら、分割後は1株190円弱とかなり買いやすい銘柄になりそうですね。

ソフトバンクが株主優待制度を新設!

さらに、2026年3月期からは株主優待制度を新設することも発表されました。

優待内容はキャッシュレス決済でお馴染みのPayPayポイントで、100株以上を1年以上継続保有することで、一律1,000ポイントがもらえます。

この「100株」は分割後の100株を示すため、現在の10株から優待がもらえることになります。

2024/4/26終値で計算した優待利回りは、なんと5.3%です!

1年以上の継続保有条件があるため、初回の優待をゲットしたい場合は、2025年3月末までに株を取得しておく必要があります。実際にPayPayポイントがもらえるのは約2年後ですね。

ソフトバンクの業績推移をチェック!

投資検討をする上では、業績チェックが欠かせません。

ソフトバンクへの長期インカム投資を検討する上で、個人的に最も気になる「売上・利益」と「配当金」の推移について調べてみました。

売上高は好調だが、利益はあまり伸びていない

まずは「売上高」「EPS(一株あたり当期純利益)」の推移を見てみましょう。

ソフトバンク(9434)売上高とEPSの推移

緑色の売上高は右肩上がりに伸びていますが、オレンジ色のEPSはここ10年間であまり伸びていないことが分かります。

EPSが伸びていないのは、株主還元の元になる資金も増えていないことを意味します。ソフトバンクは現在も十分高配当な銘柄ですが、この数値を見る限り、今後の増配やさらなる株主還元にはあまり期待できなさそうな感じがしています。

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

高配当銘柄だが、配当性向はけっこう高め

インカム投資をする上での最重要項目「配当金額」と「配当性向」をチェックです。

ソフトバンク(9434)一株配当と配当性向の推移

2018年12月に上場してからの配当金は安定しており、現在は年間86円の配当を維持しています。

気になるのは配当性向で、80%前後とかなり高めの水準です。

儲けた利益の8割を株主還元にあてている状態なので、この数値を見ても、さらなる株主還元充実はやはり厳しそうな感じに見えます。

現在の配当利回りは約4.5%と比較的高配当なので、インカム投資を検討する旨味は十分ある銘柄だと思います。

一方で、業績や株価をガンガン伸ばしていくタイプの企業ではなさそうなので、新NISA口座で購入する場合は含み損のリスクに要注意ですね。

ソフトバンク株式分割後の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

ソフトバンクを現時点で10株保有した場合の「元とれる年数」を2024/4/26終値で試算してみると、約11年となりました。

普段は「30年以内」を目安としているので、とてつもなく高水準の銘柄だということになります。

ソフトバンクのPayPay株主優待は、長くは続かない?

ここからはあくまで私個人の予想にすぎませんが…。これまで見てきた情報を踏まえて、個人的にはPayPay株主優待はあまり長くは続かないのではないかと予想しています。

最大の理由はやはり、今のソフトバンクにこれ以上の株主還元をする余裕がないように思えるからです。

もしPayPayポイントではなく、配当金を1,000円分(=1株配当で10円)増配することで株主還元すると仮定した場合、配当性向はほぼ100%に近い数値となってしまいます。

利益が右肩上がりに伸びている企業であればいいのですが、ソフトバンクの場合はEPSの数値があまり伸びていないため、どうしてもいつかは株主還元に限界が来るのではないか、と考えてしまいます…。

PayPay優待の狙いはやはり自社サービスの利用者を増やすことにあると思いますので、ある程度利用者が増えたところで、やがては別サービス優待への内容変更、もしくは優待廃止が行われる可能性も十分考えられます。

ご参考までに、3年間で優待廃止してしまった場合の「元とれる年数」は、約19年となります。減配さえしなければ、十分高水準ですが…。

分割後の株価はとにかく安いので、100株だけの保有なら大きな損失が出てしまうような銘柄ではなさそうですが、高利回りだからといって安易に購入するのではなく、仮に優待廃止となった場合や株価が大きく下落した場合の損失を許容できるかどうか?までしっかり想定した上で、投資検討するのが良いと思います(^-^)

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約40銘柄保有しています。
ソフトバンク優待は、1名義かつ100株だけでの保有を検討中です。

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