おはようございます、よこです(^-^)/
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約40銘柄保有しています。
今日の記事では、「日伝(9902)」の株主優待変更ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。
長期投資スタイルの方にとっては、嬉しい優待拡充となりました!
日伝が株主優待制度を変更!
動力伝導機器・産業用機器・制御機器の専門商社である「日伝」という会社が、株主優待制度の変更を発表しました。
2024/5/8に発表されたお知らせによると、100株保有の場合、変更される内容は次のとおりです。
(変更前)
- 3月優待:クオカード1,000円分
- 9月優待:半生讃岐うどん包丁切り詰め合わせ 300g×3袋
(変更後)
- 3月優待:(1年以上の継続保有で)クオカード2,000円分
- 9月優待:半生讃岐うどん包丁切り詰め合わせ 300g×3袋 ※9月優待は変更なし
日伝は年に2回株主優待がもらえる銘柄で、3月と9月でもらえる優待内容も異なる、ちょっと贅沢(?)な優待銘柄です。
2025年3月権利分からは、3月権利でもらえるクオカードの額面がアップする代わりに、1年以上の継続保有条件が付くこととなりました。
短期保有スタイルの方にとっては、3月優待が取得しづらくなるため改悪と言えますが、長期保有スタイルの方にとってはもらえる優待額面がアップするため優待拡充だと言えますね。
優待品の讃岐うどん、噂によるとかなり美味しいらしいです。食べてみたい…!
日伝の業績推移は比較的安定している
日伝の「売上高」と「EPS(一株あたり当期純利益)」のグラフを見てみると、どちらも比較的安定した推移となっていることがわかります。
EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。
EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。
勢いの感じられるグラフではないものの、どちらの数値も長期では右肩上がりのトレンドとなっていますね。
ちなみに自己資本比率も70%前後と高い数値で推移しており、財務の健全性が比較的高い企業です。
「一株配当」と「配当性向」のグラフはこちらです↓
配当金は増加傾向となっていますが、2021年には減配を行っていることが分かります。
ちょうど2021年くらいからオレンジ色の配当性向が高くなってきているので、配当性向が50%を超えない範囲でコントロールしている?ような感じに見えますね。
ちなみに日伝の配当方針は「連結配当性向30%以上、1株当たりの配当金15円を下限とする」となっています。
減配リスクはあるものの、下限となる配当額を明示してくれているので、長期投資を検討する上では比較的安心感が持てる銘柄なのではないかと思います。
日伝の割安度合いを調べてみた
私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。
日伝を現時点で100株保有した場合の「元とれる年数」を2024/5/9終値で試算してみると、約30年となりました(利回りに換算すると約3.3%です)。
普段は「20~30年以内」を目安としているため、ちょうどいい感じの水準だと思います(^-^)
現在は優待拡充と増益発表により株価がやや上がっていますので、投資するタイミングを見極めるのが難しそうですが、長期投資スタイルの方にとっては検討の余地がある銘柄なのではないかと思います。
1年以上の継続保有条件が付いたため、これから新規で取得する場合、クオカードが受け取れるのは2026年3月期からとなります。それまでは美味しいうどんをいただきながら待つことになりそうですね。
※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
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