おはようございます、よこです(^-^)/
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。
今日の記事では、「U-NEXT HOLDINGS(9418)」という銘柄の株式分割&優待拡充ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。
U-NEXTが11月末に株式分割!
動画配信サービスでお馴染みの「U-NEXT HOLDINGS(9418)」が、株式分割を発表しました。
2024/10/10に発表されたお知らせによると、2024年11月末を基準日として、1株→3株の株式分割を行うようです。
ご参考までに、U-NEXTの2024/10/15終値は5,050円です。もし今の株価水準が続くなら、分割後は1株1,800円強で購入できることになりますね。
今回の株式分割によって、かなり買いやすくなりそうですね!
株主優待制度には変更なし(=実質拡充)!
U-NEXTの株主優待では、動画配信サービス「U-NEXT」の利用権や有料コンテンツの購入などに使えるポイントを受け取ることができます。
株主優待制度は分割後も変更なく据え置かれるため、実質的に優待拡充となっています!
これまでの約3分の1の投資金額で、株主優待が受け取れることになりますね!
ちなみにU-NEXTのポイントには、具体的には次のような使い道があります。
- ポイント作品(映画・ドラマ・アニメなど)の視聴
- 電子書籍(マンガ・ビジネス書など)の購入
- ライブ配信のチケット購入
- サッカーパック(サッカーの試合配信)の購入
- 映画館で使えるクーポンとの交換
※各サービスの詳細は公式サイトから確認できます。
U-NEXT株主優待の金銭的価値はどれくらい?
U-NEXTの株主優待には、次の2つの優待区分があります。
- 100株以上:「U-NEXT」の90日分利用料と1,000円分のポイント(×年2回)
- 1,000株以上:「U-NEXT」の1年分利用料と毎月1,800円分のポイント
※1,000株優待も厳密には年2回権利ですが、有効期間が延長されるだけなので金銭的価値としては特に変わりません。
2024年10月現在、U-NEXTの月額プランは税込2,189円となっています。
ただし通常の月額プランには1,200ポイント(1ポイント=1円相当だと思われます)が含まれているため、実質的な月額利用料としてはおおよそ989円となります。
ざっくりとした計算にはなりますが、100株優待の金銭的価値は(989×3ヶ月+1,000ポイント)×年2回=7,934円相当、1,000株優待の金銭的価値は(989+1,800ポイント)×12ヵ月=33,468円相当ということになります。
一見すると毎月ポイントがもらえる1,000株優待の方がお得なように見えますが、こうやって計算してみると優待利回りが最も高いのは100株保有時ということが分かりますね。
ちなみに100株優待はギフトコード形式なので、100株を2名義分保有すればほぼ1年(360日分)無料で利用することもできちゃいます。
U-NEXTの業績推移は比較的好調だが、配当金はやや少なめ
U-NEXTの業績推移をグラフで見てみると、売上高・利益ともに長期的に右肩上がりの推移となっていることが分かります。
過去には赤字決算になっている年もありますが、特にここ数年の業績はいい感じで伸びているように見えますね。
EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。
EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。
配当金の推移はこちらのグラフのとおりです。
配当金額自体は増加傾向ですが、過去には無配の年もあったことや配当利回りの低さを考えると、あまり配当金に期待して保有する銘柄ではなさそうですね(^-^;
U-NEXTの割安度合いを調べてみた
私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。
U-NEXTを分割後換算で100株保有した場合の「元とれる年数」を2024/10/15終値で試算してみると、約18年(利回り換算で約5.5%)となりました。
ちなみに1,000株保有の場合の「元とれる年数」は、約36年(利回り換算で約2.8%)です。
普段は「20~30年以内」を目安としているので、分割後100株保有時の水準はかなり良いことがわかります!
人気の動画配信サービスが無料で使える優待がさらに取得しやすくなったということでかなり人気が出そうですが、強いて注意点を挙げるなら、分割後3,000株(現1,000株)の優待区分は新設されなかったため、優待目的で1,000株保有していた人がその3分の2を売却することで、分割前後の株価は下落する可能性があるかもしれません。
逆に現100株を保有している方がこれを機に買い増す可能性もあるので、結局先の株価は読めないのですが…(^-^;
長期保有目的であればそこまで気にする必要はないと思いますが、短期保有スタイルの場合だと買いのタイミングがしばらく難しい?銘柄かもしれませんね。
※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
この記事を書いた人
よこ
株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
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コメント
U-NEXTは私は気に入っていて、利回りより実用性を重視して1000株ホルダーです。
記事に書かれてないのだと、雑誌読み放題のレパートリーが3年前くらい前までは他社の類似サービスと比較してかなり少なかったのが一気に増えてきて、もう引けを取らないレベルになりました。
無配当の頃は赤字だったり自己資本比率が一桁近辺だったりで波に乗ってなかった頃ですね。
今やどのセグメントでも優良になってきました。
まだ成長性があるので分割後は売るか悩ましいです。
ぴーさん、コメントありがとうございます!
1000株ホルダーなんですね!たしかに100株だとアカウント切替えが面倒ですからね…(^-^;
電子書籍サービスは今回調べてみるまで知らなかったのですが、本当にラインナップが充実しているなぁと思いました。
今回の分割で個人株主は間違いなく増えるでしょうし、キャピタル狙いの継続保有もたしかにアリですよね(^-^)