人気洋菓子ブランドが株式分割&優待変更!割安度合いを調べてみた

人気洋菓子ブランドが株式分割&優待変更!割安度合いを調べてみた 優待IR 解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約60銘柄保有しています。

今日の記事では、「モロゾフ(2217)」の株式分割&優待変更ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

分割後100株から株主優待品(自社商品)がもらえるようになります!

モロゾフが1月末に株式分割!

プリンやチョコレートが人気の洋菓子ブランド「モロゾフ(2217)」が、株式分割を発表しました。

2024/12/13に発表されたお知らせによると、2025年1月末を基準日として、1株→3株の株式分割を行うそうです。

ご参考までに、2024/12/16の終値は4,670円です。もし今の株価水準が続くなら、分割後は1株1,500円強で買えることになりますね。

モロゾフが株主優待制度の変更を発表!

今回の株式分割とあわせて、2025年7月期から株主優待制度を一部変更することも発表されました。

変更の主なポイントは次の3点です。

半年以上の継続保有条件を追加

2025年7月期以降、モロゾフの株主優待を受け取るには保有株式数を問わず、半年以上の継続保有が必要となります。

つまり、次回(2025年7月期)の株主優待を受け取るには、遅くとも2025年1月末までにモロゾフの株を保有しておく必要があります。

ちなみに継続保有条件の定義として、お知らせ内には「株主名簿(7月31日現在と1月31日現在の年2回発行)に、同一の株主番号で、2回以上連続で記録された株主様」と記載されていました。

どうやら株式数に関する条件設定はないようなので、おそらく2025年1月末までに1株以上を保有し、2025年7月末までに100株以上に増やせば、株主優待品がもらえるものだと思われます。

分割後100株からでも株主優待品がもらえる

2025年7月期からは分割後の100株から株主優待品がもらえるよう、優待区分が新設されました。

分割後100株を保有している場合は、半年以上の継続保有で1,000円相当の自社商品がもらえます。

さらに3年以上継続保有の場合は、2,000円相当の自社商品に内容がグレードアップします!

従来の優待品と同じであれば、自社商品は焼き菓子やチョコレートなどの詰め合わせだと思われます。

なお、現100株(分割後300株)優待では店頭でのお会計に使える20%割引券を選択することもできますが、分割後100株では優待券を受け取ることはできないようです。

カスタードプリンの購入やカフェモロゾフで優待を使いたい方は、少なくとも分割後300株以上を保有する必要がありそうですね。

また、現100株(分割後300株)以上の優待内容は実質的に変わらないため、既存株主にとっては受けられる優待内容に変更はないものと思われます。

オンラインショップ優待割引は分割後100株からでも使える

モロゾフの株主優待制度には、メインとなる自社商品とは別に、モロゾフ公式オンラインショップ年間4回まで使える20%優待割引サービスがあります。

こちらの優待割引も、分割後100株から使えるように拡充されました。

オンラインショップ優待も、同じく半年以上の継続保有が必要です!

1回のお買い物につき、割引前価格で10,000円までが上限額となっているため、優待割引の最大火力としては4回分合計で8,000円程度となりますね。

フル活用できる方は限られてきそうですが、モロゾフのお菓子を手土産などに購入する機会が多い方や、季節ごとの限定品をオンラインショップでゲットしている方にとっては、ありがたい優待制度だと思います。

モロゾフの業績推移をチェック!

モロゾフの業績推移をグラフで見てみると、売上高は比較的安定していますが、利益(EPS)はコロナの影響を受けた2021年をはじめとして、波のある推移となっていることが分かります。

モロゾフ(2217)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

配当金の推移は、次のグラフのとおりです。

モロゾフ(2217)一株配当と配当性向の推移

基本的には業績と連動する形になっているため、2021年には減配を行っていることが分かります。

また、2024年期の配当実績は年98円でしたが、2025年期の配当予想は分割前換算で78円と、こちらも減配予想となっています。

今後も業績推移によっては減配の可能性が十分あると思うので、少なくとも配当金目的で取得するべき銘柄ではなさそうかな…という印象です。

モロゾフの割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

モロゾフを現34株(=分割後102株)保有した場合の「元とれる年数」を2024/12/16終値で試算してみると、約35年(利回り換算で約2.9%)となりました。

分割前よりは随分利回りが良くなった印象ですが、普段は「20~30年以内」を目安としているので、割安とまでは言えない水準かな…と捉えています。

ただし、こちらは自社商品のみで計算した結果となるため、オンラインショップ優待割引の活用次第では、より高い優待利回りを狙うことも可能です!

例えば、年間9,000円のお買い物をして約1,800円の優待割引を受けるなら、「元とれる年数」は約30年となります。

個人的にはオンラインショップの活用が難しいため、購入の優先度はどうしても下がってしまいそうですが…。貴重な7月優待銘柄ということでさらに人気が出そうだなぁと感じています(^-^)

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから4年目、もうすぐ2500万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約60銘柄保有しています。
モロゾフのカスタードプリンが、プリンの中で1番好きです。
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