株式分割で購入しやすくなるおこめ券優待銘柄の割安度合いを調べてみた

株式分割で購入しやすくなるおこめ券優待銘柄の割安度合いを調べてみた 優待IR 解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約70銘柄保有しています。

今日は、「丸一鋼管(5463)」の株式分割&優待変更ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

丸一鋼管が9月末に株式3分割!

溶接鋼管の製造販売などを行っている「丸一鋼管(5463)」という会社が、株式分割を発表しました。

2025/7/7に発表されたお知らせによると、2025年9月末を基準日として、1株→3株の株式分割を行うようです。

ご参考までに、丸一鋼管の2025/7/11終値は3,630円です。

もし今の株価水準が続くなら、分割後は1株約1,200円で購入できることになりますね!

丸一鋼管が株主優待制度を変更!

今回の株式分割に伴う、株主優待制度の変更も同時に発表されました。

変更の主なポイントは次の2点です。

  • 分割後100株から株主優待品がもらえるようになる
  • 1年以上の継続保有条件が追加される

分割後100株から株主優待品がもらえるようになる

丸一鋼管の株主優待品は、おこめ券です。

株式分割後、2026年9月権利分から分割後100株の保有でもおこめ券(1枚)が年2回もらえるようになります。

現100株(分割後300株)でもらえるのは3枚×年2回なので、優待利回りとしては従来の制度と同じですね。

株式分割後、最初の優待権利月は2026年3月期ですが、この時はまだ現行の優待制度が継続されるため、分割後100株では優待品を受け取ることが出来ない点に要注意です。

分割後100株で株主優待品が受け取れるのは、2026年9月期からとなります。

おこめ券は全国のスーパーで使える、1枚440円分の商品券です。

お米以外の商品を購入することも可能なので、実質的にはギフトカードと同じような金券優待として考えておくのが良さそうですね。

1枚でお米1kg分という目安はあるものの、現在の相場だと440円でお米1kgは買えないですからね…(>_<)

1年以上の継続保有条件が追加される

2026年9月期からは、株主優待の取得に1年以上の継続保有条件が追加されます。

もし分割後の株主優待を受け取りたい場合は、2025年9月末の権利確定日までに100株以上を購入しておく必要がありますね。

ちなみに継続保有の条件はかなり厳しめで、各優待区分の株式数を1年以上継続保有した状態でないと、優待品は受け取れません。

具体的には、例えば2025年9月期までに100株を購入し、その後2026年9月中に300株に買い増した場合、2026年9月期の株主優待は300株…ではなく、100株保有者としておこめ券1枚が進呈されます。(この場合、300株保有者としてカウントされるのは、買い増したタイミングから1年が経過した2027年9月期からになります)

丸一鋼管の業績推移をチェック!

丸一鋼管の業績推移をグラフで見てみると、決して順調な推移というわけではありませんが、長期的には概ね右肩上がりのデータとなっています。

丸一鋼管(5463)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

配当金も増加傾向ではあるものの、減配を行っている年も少なくないようです。

丸一鋼管(5463)一株配当と配当性向の推移
株式分割前の配当実績値です

投資検討の際には、業績推移次第では減配の可能性が十分あることを頭に入れておいた方が良さそうですね。

丸一鋼管の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

丸一鋼管を現34株(=分割後102株)保有した場合の「元とれる年数」を2025/7/11終値で試算してみると、約25年(利回り換算で約4.0%)となりました。

普段は「20~30年以内」を目安としているため、ちょうど良いくらいの水準だと捉えています(^-^)

先ほどグラフで見た通り、減配リスクがやや高い会社なので、必ずしもこの試算のとおりに行くわけではなさそうな点が難しいところですが…。

今回の分割によって金銭面のハードルはかなり下がりますし、ポートフォリオの1ピースとして十分に検討の余地がありそうな銘柄なのではないかな?と思っています。

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから4年目、もうすぐ2700万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約70銘柄保有しています。
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