おはようございます、よこです(^-^)/
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。
さて、醤油や豆乳のメーカーとして有名な「キッコーマン」が株式分割を発表しました!キッコーマンの醤油、スーパーで見かけないことはないくらい有名ですよね。
キッコーマンも株主優待制度を実施しており、醤油をはじめとした自社商品を優待品としていただく事ができます。生活必需品でもある美味しい調味料がいただける、ありがたい優待銘柄ですね。
今日の記事では、キッコーマン株式分割後の投資は正直どうなのか、個人的な指標を用いて調べてみた結果をご紹介します。
分割をきっかけに購入を検討している方の参考になれば嬉しいです!
追記:2023/12/26に優待拡充が発表されました!その情報を反映しています。
キッコーマンが株式分割を発表
大手調味料メーカーの「キッコーマン」が、株式分割を発表しました。
2023/10/25に発表されたお知らせ(外部サイト)によると、2024年3月31日を基準日として、1株→5株の分割を行うそうです。
2023/10/26の終値は8,666円なので、今の株価水準だと分割後は1株1,730円くらいで買えるようになりますね。
分割後100株でも優待品がもらえるようになる
今回の株式分割を踏まえて、2025年3月期から株主優待制度が拡充されることが発表されました。
キッコーマンの優待品は、自社グループ商品の詰め合わせです。100株保有の場合は、次のような内容に変更されるようです。
(2024年3月期まで)
- 100株保有の場合、1,000円相当の自社グループ商品詰め合わせを進呈
- 1年以上の継続保有が条件
- 3年以上継続保有の場合は、2,000円相当にグレードアップ
(2025年3月期から)
- 分割後100株(現20株)保有の場合、1,000円相当の自社グループ商品詰め合わせを進呈
- 半年以上の継続保有が条件
分割後100株保有でも優待品がもらえるようになり、さらに継続保有の条件が緩和されました。
新規での保有を検討しやすくなりましたね!
キッコーマンの業績は安定の右肩上がり!
個別株の購入を検討する際には、業績チェックが欠かせません。
キッコーマンの業績をIR BANKの決算まとめページ(外部サイト)で見てみると、利益や資産額が長期的に右肩上がりを続けていることがわかります。
2022年3月期以降は特に業績の伸びが大きいです。コロナ禍で外食自粛が増えたことが、キッコーマンにとっては追い風となっていることが分かりますね。
さすが大手メーカーなだけあって、投資対象としての安全性は比較的高い銘柄なのではないかと思います。
キッコーマン株式分割後の割安度合いを調べてみた
私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。
キッコーマンの「元とれる年数」を試算してみると、次のような結果になりました。
{(8,666円×100株÷5)ー(配当1,860円×0.5年)}÷(配当1,860円 + 優待1,000円)+0.5年= 約61年
※株価は2023/12/28の終値を使って計算しました。
※来期以降の配当予想はまだ未定のため、便宜上、2024年期の年間配当予想(年93円)と同じ額になると仮定して計算しています。
インカムゲイン目当ての投資対象としては、お得感は弱い
株主優待の大幅拡充を踏まえても、投資回収には60年以上かかってしまうことが分かりました(ちなみに普段は30年以内を目安としています)。
キッコーマンのような誰もが知る大手メーカーはそもそもの株価水準がかなり高めです。そのため配当利回りや優待利回りは相対的に低くなり、投資回収までにかかる年数も長くなります。
つまり株式分割後であっても、インカムゲイン目当ての投資対象としてはそこまでお得感がない銘柄、ということになります。優待品の取得には継続保有が必要なので、インカム投資向きの銘柄ではあるんですけどね…(^-^;
投資判断は、優待品取得にどれだけの価値を感じられるかによる
優待投資という観点から見た時、今回の株式分割に伴うキッコーマンの投資判断としては、キッコーマンの優待品を取得することの価値をどれだけ感じられるかによると考えています。
もし、優待投資をあくまで資産形成の一環として行っている方であれば、キッコーマンは投資対象の最適解にはならないと思います。もっと少ない投資金額で、より多くの還元を得られる銘柄は他にもたくさんあると思うので…。
一方で「キッコーマンから優待品が届いた!」という出来事自体に大きな価値があることもまた事実です。スーパーで同じ商品を買った時とは明らかに違う、優待投資ならではの喜びや嬉しさがありますよね(^-^)
優待品の取得が目的で投資をしている人や、優待品にプライスレスな価値を感じられる人にとっては、今回の株式分割がチャンスとなるかもしれません。
※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
この記事を書いた人
よこ
株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
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