人気ヘアケア優待銘柄が制度変更!これを機に購入すべき?

人気ヘアケア優待銘柄が制度変更!これを機に購入すべき? 優待IR 解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約70銘柄保有しています。

今日は、「AB&Company(9251)」の株主優待制度変更ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

AB&Companyが株主優待制度を変更!

「Agu.」という美容室の運営を行っている「AB&Company(9251)」という会社が、株主優待制度の変更を発表しました。

2025/9/17に発表されたお知らせによると、今回の変更の主なポイントは次の3点です。

  • 100株優待は減額&手出しが必要になった
  • 手出し分の金額は増配でカバー?
  • 200株、600株の優待区分を追加

100株優待は減額&手出しが必要になった

AB&Companyの株主優待品は、自社オンラインストアで使える株主優待券です。

シャンプーやトリートメントなどのヘアケア製品の購入に使えます!

従来の100株優待では8,000円相当の優待券がもらえていましたが、2025年10月権利分からは7,000円に減額されます。

また、優待券を使うには税込10,000円以上の購入が必要という条件が新たに設けられることになりました。

元々の優待額面があまりにも豪華だったので、個人的には購入条件が付くのは妥当かな、とも思いますが…。この変更は、明らかに改悪だと言えますね。

ちなみに500株保有でもらえる優待額面も、24,000円分→20,000円分に減額されています。

手出し分の金額は増配でカバー?

優待制度変更を発表した翌日、AB&Companyの株価はストップ高を記録しています。

100株優待を改悪しているにもかかわらず株価が大きく伸びた理由は、同時に年28.07円→年60円の大幅増配を発表しているからです。

配当方針から変更しているので、今年限りではなく、しばらく続くものと思われます。

そんなに増配して大丈夫?と思わず心配になってしまいそうな金額ですが、今回増配で上乗せされた金額が、100株優待券を使う際の最低手出し金額として必要になる3,000円とほぼ同じです。

つまり企業側としては、100株ホルダーに対して増配した分は、株主優待制度を通じて最終的に企業側に返ってくることになると考えているのだと思われます。

200株、600株の優待区分を追加

今回の制度変更によって、200株、600株の優待区分が新たに追加されました。

先ほどご紹介した通り、従来からある100株、500株が改悪されている分、元々AB&Companyの株を保有している方の中には、今回の制度変更を機にもう100株買い増そうかな?と考える方も多いのではないかな、と想像しています。

200株以上の場合は手出し金額無しで優待券を使えるので、特に100株から200株に買い増そうかな?と考える方は多そうですね。

ちなみに私個人としては、単純な優待額面だけでなく投資金額に対するコスパ(利回り)で判断したいタイプなので、例え手出し金額が必要だとしても100株保有が資産形成においては最も合理的かな、と考えています。

今回の優待制度変更は概ね改悪寄りのニュースなのですが、先ほどご紹介した増配の話と、既存ホルダーの100株買い増したくなる心理によって、株価はかなり上がっているという訳ですね。

企業側の戦略としては、めちゃくちゃ”上手い”なぁと感心してしまいます…。

AB&Companyの業績推移をチェック!

AB&Companyの業績推移をグラフで見てみると、業績自体は好調ではあるものの、2021年に上場したばかりの会社なので、このデータだけで長期投資の判断をするのはちょっと難しいかな…?という印象です。

AB&Company(9251)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

配当金は、従来は年間28.07円で固定でしたが、2025年期からは配当方針の変更により年間60円が最低ラインとなる予定です。

AB&Company(9251)一株配当と配当性向の推移

今回の増配で配当性向もかなり上がりますが、流石に100%は超えなさそうですね。

AB&Companyの割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

AB&Companyを100株保有した場合の「元とれる年数」を2025/9/18終値で試算してみると、約9年(利回り換算で約11.1%)となりました。

普段は「20~30年以内」を目安としているため、それを大幅に超える水準となっていることが分かります。

ちなみに200株保有の場合は、約11年(利回り換算で約9.0%)となります。

AB&Companyへの投資検討について

ここからはかなり個人的な私見になりますが…。

今回の株価高騰は増配によるところが大きいと思うので、今後配当水準が大きく下がらない限り、株価はこれまでよりも高い水準で推移していくものと思われます。

優待目的の投資であっても、なるべく株価が安い時に購入した方が得であることには変わりないため、そういう観点では株価があまり上がらないうちに早めに購入しておく選択肢はアリなのかな、と思います。

ですが今回の改悪を踏まえても、AB&Companyの総合利回りはあまりにも高すぎるため、将来的にさらなる改悪が入る可能性は十分にあると考えています。

優待額面をシャンプーの原価(額面の2~3割?)で考えたとしても、稼いだ利益のほとんどを株主還元に回してしまっている計算になりますからね…(^-^;

今回のように結果的に株価が上がるような形であれば、株主が大きく損をすることは無いのかもしれませんが…。

個人的には、今回の制度変更は良くも悪くも株主優待制度を”上手く”使っている印象を受けたため、豪華な優待品に釣られて投資判断が鈍らないよう、しっかりと投資検討を行うことが大事だと思います。

具体的には、ある程度の制度改悪(=利回り減少)はあらかじめ織り込んでおく、どこまでの損失なら許容できるかを考えておく、などの対策が考えられますね!

私個人としても、増配で株価が上がるなら今のうちに買っておいた方がいいのかな?という気持ちと、何だか高値掴みをしてしまいそうで怖いなぁという気持ちが両方ありますが…。

個人的にはなるべく含み損を抱えたくないので、今の株価が一時的な高騰なのかそれとも定着するのか、少し様子を見てから検討しようかなと考えています。

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

よこプロフィール画像

よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから4年目、もうすぐ2700万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約70銘柄保有しています。
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