株式分割&優待拡充する百貨店優待銘柄の割安度合いを調べてみた

株式分割&優待拡充する百貨店優待銘柄の割安度合いを調べてみた 新設・拡充・変更
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。

今日の記事では、髙島屋(8233)」の株主優待拡充ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

髙島屋でよくお買い物をする方にとっては、見逃せないニュースです!

髙島屋が株式分割に伴う優待拡充を発表!

百貨店でお馴染みの「髙島屋」が、株式分割に伴う株主優待制度の拡充を発表しました。

髙島屋は、2024年8月末に株式分割(2分割)を行う予定となっています。これを踏まえて、2025年2月期からは、分割後の100株(現50株)から株主優待カードがもらえるように拡充されるようです。

ちなみに、2024/5/24の終値は2,430円です。今の株価水準が続くなら、分割後は1株1,200円ちょっとで買えることになりますね。

髙島屋の株主優待カードでできること

髙島屋の株主優待品は「株主様ご優待カード」です。

百貨店銘柄ではお馴染みの優待制度ですが、改めてその内容をご紹介します。

髙島屋でのお買い物が10%割引になる

対象店舗でのお会計時に株主優待カードを提示することで、お会計が10%割引となります。

百貨店で取り扱っている商品の種類はかなり幅広いので、このカード1枚でさまざまなものが優待価格で購入できるようになります!

高島屋オンラインストアタカシマヤ通信販売サイトでも株主優待カードを使うことができるため、近くに店舗がない方でも活用の余地がある優待ですね。

優待割引される金額には、次のような利用限度額が設定されています。

保有株式数利用限度額
分割後100~199株15万円
分割後200~999株30万円
分割後1,000株~なし
6ヶ月間の利用限度額です。

この表のとおり、分割後100株でもらえる株主優待カードの限度額は、現100株優待の半額となっています(既存株主の利用限度額には変更ありません)。

とはいえ、高島屋の株主優待カードは年に2回届くので、半年で15万円、年間で30万円と考えれば個人的には十分すぎる金額かなぁと思います。

有料文化催に無料入場できる

全国各地の高島屋では、定期的に有料の展示会が催されています。

本来は1,000円前後の入場料が必要ですが、株主優待カードを提示することで、3名まで無料入場できるようになります!

10%割引に比べるとあくまでサブ的な優待内容ですが、もし気になる催事があった場合に気兼ねなく訪れることができるのは嬉しいですね。

具体的なイベント内容は各店舗ごとに異なるので、普段利用している高島屋のホームページをチェックしてみて下さい。

髙島屋の業績推移をチェック

髙島屋の「売上高」と「EPS(一株あたり当期純利益)」のグラフを見てみましょう。

髙島屋(8233)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

緑色の売上高は、コロナ禍の影響を受けた2021年から下がり続けているように見えますが、2023年に会計基準を変更したことによるもので、2023年以降に収益が大きく下がっているわけではないようです。

実際の業績推移としては、オレンジ色のEPSのグラフを参照するのが分かりやすそうですね。

2021年には大幅な赤字決算となっていますが、現在はコロナ前の水準を超え、最高益を更新しているようです。

気になる「一株配当」と「配当性向」のグラフはこちらです↓

髙島屋(8233)一株配当と配当性向の推移
赤字決算の年は配当性向が算出できないため、2021年でオレンジ色のグラフが一度途切れています。

コロナの影響で業績不振の時期も、配当金は減配せずに維持していることが分かります。

2024年には大きく増配し、配当性向も20%以下と無理のない配当水準となっていますね。

髙島屋の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

髙島屋を現50株(分割後100株)保有した場合の「元とれる年数」を2024/5/24終値で試算してみると、次のような水準となりました。

  • 株主優待カードの利用なし → 約81年
  • 株主優待カードで年間3万円のお買い物利用 → 約27年
  • 株主優待カードで年間10万円のお買い物利用 → 約11年

この通り、髙島屋への長期インカム投資の結果は、株主優待カードをどれだけ活用できるかで大きく変わってきます。

分割後の株価は比較的安いので、少しの利用でも投資回収しやすくなっていますね!

髙島屋の株主優待カードはレストランでの飲食代には使えないため、三越伊勢丹や大丸の株主優待カードと比べると若干活用できる人は限られてしまう印象ですが、それでも髙島屋でよく買い物をする方にとっては非常にありがたい優待制度だと思います(^-^)

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
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