イオン優待拡充!株主はイオンモバイルに乗り換えるべき?

イオン優待拡充!株主はイオンモバイルに乗り換えるべき? 新設・拡充・変更
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約40銘柄保有しています。

今日の記事では、イオン(8267)の株主優待拡充ニュースを踏まえて、イオン株主がイオンモバイルに乗り換えるべきかどうか、逆にイオンモバイル契約者がイオンの株主優待をゲットするべきかどうかについて、ご紹介します。

イオンモバイルのシェアプランを活用できる方、オーナーズカードのキャッシュバック特典を活用できる方にはそれぞれメリットがありそうです!

イオンモバイル料金が、株主優待で5%オフに!

2024/4/11から、イオン(8267)の新しい株主優待サービスとして、イオンモバイルの基本料金5%割引が開始されました。

イオン株を100株以上保有しているともらえる「オーナーズカード」の番号をイオンモバイルのマイページに登録することによって、割引が適用されます。

5%は一見ささいな金額かもしれませんが、携帯料金は毎月必ず支払うものなので、長い目で見ればかなりのメリットがありそうな気がしますよね。

こちらのニュースを踏まえて、

オーナーズカードを持っているから、イオンモバイルに乗り換えた方がお得なのかな?

イオンモバイルを利用しているけど、イオン株を保有するメリットはどれくらいあるんだろう?

と思っている方に向けて、個人的に調べてみた結果をご紹介したいと思います。

イオン株主はイオンモバイルに乗り換えるべき?

まずは、すでにイオン株を100株以上保有している人が、イオンモバイルに乗り換えるメリットがあるかどうかについて考えてみます。

基本的には、現在契約中のプランとイオンモバイルのプランを比較して、よりメリットが大きくなるようであれば乗り換えるべきだと思います。そのため、最終的な結論は皆さんが現在契約中のプランによって変わってくるはずです。

ですが、イオンモバイルは元々の料金形態がリーズナブルな上に、実質的にはドコモ・au回線なので通信品質の心配もそこまでありません。個人的には比較的多くの方にとって(株主優待の有無にかかわらず)検討の余地がある格安スマホなのではないかなと思っています。

月10~20GB程度の利用であれば、料金メリットを感じる可能性が高い

イオンモバイルの料金プランは、使用するデータ容量によって細かく区分けされているのが特徴です。

料金プランの一覧表はこちら(外部PDF)から確認できますが、非常に細かく料金区分が設定されていてかなり情報量が多いです(^-^;

一例として、私が現在契約しているahamo(ドコモ)の料金と比較してみると、

  • ahamo:20GB/月2,970円 ※国内通話は5分までなら無料
  • イオンモバイル:20GB/月1,958円+5分かけ放題550円=月2,508円
  • →株主優待割引適用で、月2,383円

となり、株主優待の有無にかかわらずですが、イオンモバイルの方が安くなることが分かりました。

パートナーのたては、楽天モバイルの最強プランを3GB以内で利用しています。この場合の料金と比較してみると、

  • 楽天最強プラン:月1,078円 ※国内通話は専用アプリを使えば無料
  • イオンモバイル:月1,078円 ※かけ放題プランは別途料金が発生
  • →株主優待割引適用で、月1,024円~

となります。

通話サービス不要の場合はイオンモバイルの方が安くなりますが、イオンモバイルのかけ放題プランは月550円からなので、通話サービスを利用する場合は楽天モバイルの方が安くなります。

楽天市場でのポイント還元などその他のメリットも加味すると、楽天モバイルの方がお得感は強いかもしれませんね。

イオンモバイルのおおよその傾向としては、

  • 月3GB程度の利用では、安いがお得感はそこまで強くない
  • 月10~20GB程度利用する場合は、他社の定額プランに比べて料金のお得感が強い
  • 月20GB以上利用する場合は、他社の定額プランの方がお得になる可能性が高い
  • 通話を頻繁に行う場合は、他社プランの方がお得になる可能性が高い

という感じで、契約中のプランや併用割引にもよるので一概には言えませんが、1人で月10~20GB程度利用する方にとっては、料金に魅力を感じる可能性が高いのではないかと思います。

大手キャリアのプランにはあまりない「10GB」という料金設定があるのは魅力ですね!

シェアプランによる金銭的メリットはかなりの強み!

イオンモバイルのもう1つの特徴として、最大8人まででデータ通信料を分け合って利用できる「シェアプラン」という強みがあります。

例えば家族2人で合計20GBを分け合って使う場合だと、合計料金は2人分あわせて月2,508円です。

株主優待割引はシェアプランにも適用できるので、オーナーズカードがあれば月2,383円となります!

もし5分かけ放題(月550円)のオプションを2人分つけたとしても月3,608円(株主優待割引適用で月3,428円)なので、他社プランを2名義分契約するよりはかなり料金を抑えられることが分かります。

人数が多いほど1人あたりの料金の割安感は強くなる上に、株主優待割引の恩恵もその分大きくなります。

家族全員でイオンモバイルを利用できる方お子さんが多くいらっしゃる方などの場合、イオンモバイルを利用するメリットはかなり大きいと言えます。

通信回線はドコモ・au回線を選択できる

イオンモバイルの通信回線は、公式ホームページ(外部サイト)に記載のとおり、NTTドコモ回線au回線のいずれかを選んで使用する形となっています。

料金が安くなる分、通信品質の劣化が気になるところですが、基本的には一般的な格安スマホプランと同等程度と考えて問題ないと思われます。

私が現在使っているahamoでも、平日のお昼など混雑する時間帯には、場所によって繋がりにくいことがよくあります。そういう格安プランならではの繋がりにくさは、多少覚悟しておいた方がいいかもしれません。

株主優待の有無にかかわらず、料金メリットがあるなら乗り換えの価値あり!

ここまでの内容をまとめると、イオンモバイルへの乗り換えによるメリットが大きい可能性が高いのは、次のような場合です。

  • 1人で月10~20GB程度を利用する(通話はほとんど利用しない)場合
  • 2人以上でシェアプランを利用できる場合(例:お子さんがいらっしゃるご家庭など)

正直、オーナーズカードの有無による料金差はそこまで大きくないため、株主優待割引があるからといって、誰でもイオンモバイルに乗り換えるのがお得というわけではありません

ですが上記にあてはまる方であれば、乗り換えによるメリットが大きい可能性が高いため、現在契約中の料金プランと見比べて、検討してみるのが良いかと思います。

イオンモバイルユーザーは、イオン株主優待を取得するべき?

今度は、イオンモバイルを現在契約中の方がイオン株を保有するメリットについて調べてみます。

イオンモバイル優待の実質的利回りはそこまで高くない

イオンモバイル株主優待の実質的な割引金額は、基本料金(料金プランの一覧表はこちら)に割引率5%をかけることで試算できます。

例えば、現在ahamoを利用している私が同じ20GBの音声プラン(5分かけ放題のオプション付き)に加入すると仮定した場合、株主優待による割引は月125円1年間で約1,500円となります。

イオンの株価は2024/4/12終値だと3,312円なので、オーナーズカードを取得するためには約33万円の投資資金が必要です。

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

イオンを現時点で100株保有して、イオンモバイル優待割引のみを活用する場合の「元とれる年数」を2024/4/12終値で試算してみると、約61年となりました(利回りに換算すると約1.6%です)。

普段私が投資の目安としているのは「30年以内」の銘柄なので、イオンモバイル割引のためだけに株主優待を取得するメリットはあまり高くないと言えます。

キャッシュバック優待を活用できるかどうかの方が重要

とはいえ、イオンオーナーズカードのメリットはイオンモバイル割引だけではありません。

オーナーズカード最大の強みは、イオン直営店でのお買い物金額に対して、3~7%のキャッシュバックを受けられることです。

100株保有の場合だと、3%のキャッシュバックが受けられます!

例えば近所にあるイオン系列のスーパーで月2万円のお買い物をしている人であれば、100株保有することで、年間で7,200円分のキャッシュバックを受けることができます。

この年間7,200円分のキャッシュバックを加味して、先ほどの「元とれる年数」を再計算すると、約27年となりました(利回りに換算すると約3.7%です)。

私が普段目安としている「30年以内」に含まれる、良い感じの割安水準です(^-^)

やはりイオンの株主優待メリットを生かす上では、キャッシュバック特典の利用が重要になってくることが分かりますね。

ちなみに、オーナーズカードにはイオンシネマ料金が1,800円→1,000円になるという特典もあります。イオンシネマを利用できる方であれば、さらに高い優待利回りを実現することも可能です!

ここまでの情報をまとめると、イオンモバイルを契約していることに加えて、次のような条件にあてはまる方であれば、イオンの株を保有するメリットが高いと思われます。

  • イオン直営店(イオンスタイルやイオン系列のスーパーなど)を定期的に利用する
  • イオンシネマをよく利用する

先ほど試算した通り、イオンモバイル優待のためだけにイオン株を保有するメリットは正直そこまで大きくありません。

定期的にイオンに行って、キャッシュバック特典の対象となるような店舗サービスをそれなりに利用できることが、株主優待を活用する上ではやはり重要になってくるかなと思います。

長期投資の対象としては正直懸念あり…

たとえ株主優待の取得が目的であっても、投資である以上、投資対象の健全性チェック(業績推移の確認をした上での投資検討がおすすめです。

こちらはイオンの「売上高」と「EPS(一株あたり当期純利益)」の推移を示したグラフです。

イオン(8267)売上高とEPSの推移

緑色の売上高は順調に伸びていますが、オレンジ色のEPSが10年前の数値からほとんど伸びていないことが分かります。

EPSは配当金を算出する上での元となる重要な数値で、EPSの数値=配当性向100%を示します。

現在イオンの一株配当は40円ですが、最新のEPSは50円強。この先EPSが伸びてくれないと、将来の安定的な配当が心配になってしまいそうです。

こちらは「自己資本比率」と「有利子負債比率」の推移ですが、これも正直あまり良くありません。

イオン(8267)自己資本比率と有利子負債比率の推移

一般的には、自己資本比率が高く、有利子負債比率が低い企業の方が投資対象としては好ましいのですが、完全にその逆を行っています。

いわゆる借金を示す、オレンジ色の有利子負債比率がどんどん伸びてしまっていますね。

大きな企業で現金もたくさん抱えているので、今すぐに危険な状態に陥る企業とまでは思いませんが、長期投資の対象としては、正直あまり良い印象を持てない銘柄だというのが個人的な感想です。

特にイオンは株価がそれなりに高いので、優待取得のためならこのくらいのリスクは…と割り切りにくいんですよね(^-^;

ここまでご紹介してきたイオンモバイル優待は、長期で保有するからこそ威力を発揮する優待内容だと思います。

今回の優待拡充を機に投資検討する場合は、長期投資の観点から、自分ならどこまでのリスクを許容できるか?という視点が大切になってくるかと思います!

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約40銘柄保有しています。
イオンモールはよく利用していて、週1回は必ず訪れます。

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