100株でクオカード8000円!?優待新設銘柄の割安度合いを調べてみた

100株でクオカード8000円!?優待新設銘柄の割安度合いを調べてみた 新設・拡充・変更
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約40銘柄保有しています。

今日の記事では、イー・ガーディアン(6050)」の優待新設ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

総合利回りはなんと6%超え!どれだけ長く優待を続けてくれるかが気になるところですね…。

イー・ガーディアンが株主優待制度を新設!

ネット風評監視サービスなどを行う「イー・ガーディアン」という会社が、株主優待制度の新設を発表しました。

2024/5/7に発表されたお知らせによると、2024年9月権利分から100株以上の保有でクオカードがもらえるようになるそうです。

クオカードの額面は、1年未満の場合で5,000円分1年以上継続保有の場合は8,000円です。保有株式数に関係なく、一律の額面となっています。

100株優待ではなかなか見かけない、かなりの高額クオカードですね!

イー・ガーディアンの2024/5/8終値は1,675円なので、優待取得には17万円弱の投資資金が必要ですね。

ちなみに、これまで実施していた議決権行使のお礼(クオカード500円分)の進呈は廃止となるそうです。

イー・ガーディアンの業績推移は比較的好調

イー・ガーディアンの「売上高」と「EPS(一株あたり当期純利益)」のグラフを見てみると、どちらも長期では右肩上がりの傾向で推移していることがわかります。

イー・ガーディアン(6050)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

直近ではオレンジ色のEPSが下落傾向なのがちょっと気になりますが…。とはいえ配当水準などと照らし合わせても、業績に大きな不安がある企業ではなさそうに見えますね。

ちなみに自己資本比率も70%台で安定しており、財務の健全性も比較的高い企業です。

一株配当」と「配当性向」のグラフはこちらです↓

イー・ガーディアン(6050)一株配当と配当性向の推移

緑色の配当金額は、順調に増配傾向となっていますね!

オレンジ色の配当性向は、10~20%とやや低めの水準となっています。

しかし、イー・ガーディアンは今回の優待新設と同時に配当方針の変更も発表しており、今後は「連結配当性向30%程度を目安」に配当を行っていくそうです。

配当方針の変更を踏まえた、2024年9月期の配当予想額は31円となっています。

イー・ガーディアンの割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

イー・ガーディアンを現時点で100株保有した場合の「元とれる年数」を2024/5/8終値で試算してみると、約16年となりました(利回りに換算すると約6.25%です)。

普段は「20~30年以内」を目安としているため、今回の優待新設によってかなりの高利回り銘柄となった事が分かりますね。

業績は好調だが、意外と長期投資の判断は難しい?

グラフで見てきたとおり、イー・ガーディアンは業績推移が比較的好調で、配当金も増配傾向と、投資対象としては十分検討の余地がある企業だと思います。

しかし個人的には、長期インカム投資の対象としては、現状は検討しづらい銘柄だなぁ…ととらえています。その理由は次の2点です。

さすがに優待額面が大きすぎるので、改悪リスクが心配

100株が20万円以内で取得できる銘柄としては、クオカード5,000~8,000円という優待内容があまりにも豪華すぎる点がやはり気になってしまいます…。

先ほど計算した通り、配当金+株主優待のインカムゲインで投資回収をするには、現在の株価水準だと約16年保有し続ける必要があります。

継続保有条件を付けている手前、さすがに1~2年でやめてしまうことはないと思いますが、とはいえ16年間この水準を続けることは難しく、いずれ優待改悪が入るリスクが高いのではないか…というのが個人的な予想です。

配当方針の変更によって「持続的増配」が見込めなくなる?

イー・ガーディアンの配当方針は、今回のお知らせによって次のような変更が発表されています。

(変更前)利益配分は、長期的な企業価値拡大のため事業投資に優先配分するとともに、株主への利益還元と内部留保充実のバランスを総合的に判断し、持続的増配にも努めていく方針であります。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6050/tdnet/2429091/00.pdf

(変更後)利益配分は、持続的な成長と企業価値向上のための投資や、様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランス、経営成績の見通しなどを考慮したうえで、業績に応じた利益配分を行うことを基本方針とし、連結配当性向30%程度を目安に配当することといたします。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6050/tdnet/2429091/00.pdf

変更前の配当方針として掲げられていた「持続的増配」という表現は削除され、代わりに「業績に応じた利益配分」という内容に変わっています。

今後は業績連動型の配当を行っていくということなので、業績がガンガン伸びていく企業であれば今後も変わらず増配が期待できそうなのですが…。

先ほどグラフで見たとおり、直近2年のEPSは下落傾向のため、今後の業績がどれくらい伸びてくれるのか、現在はちょっと見通しを立てにくい状況だと思っています。

さすがに減配をする可能性は低いと思いますが、今後は優待進呈に相応のコストがかかることを踏まえると、これまでのような順調な増配は見込めないかもしれないことは、頭に入れておいた方が良いかもしれませんね。

以上2点の理由から、短期~中期の投資先としては魅力的な銘柄だと思うものの、新NISA口座で長期ホールド!みたいな投資スタイルは、現状検討しづらいかなぁというのが個人的な感想です。

新NISA口座ではとにかく含み損を避けたいと思っているので、相応のリスクが想定される銘柄の購入はより慎重に判断したいですね(^-^;

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約40銘柄保有しています。

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