業績優良な優待銘柄が株式分割&優待拡充!分割後の割安度合いを調べてみた

業績優良な優待銘柄が株式分割&優待拡充!分割後の割安度合いを調べてみた IR解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。

今日の記事では、「ユー・エス・エス(4732)」の株式分割&優待拡充ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

クオカードやグルメギフトなど、保有株式数に応じて多彩な優待品がもらえる銘柄です!

ユー・エス・エスが株式分割&優待拡充を発表

自動車オークションを行っている「ユー・エス・エス」という企業が、株式分割を発表しました。

2024/3/5に発表されたお知らせ(外部PDF)によると、2024年3月31日を基準日として、1株→2株の株式分割を行うそうです。

ご参考までに、2024/3/8の終値は2,647円です。今の株価水準が続くなら、分割後は1株1,300円ちょっとで買えることになりますね。

分割後100株からでも株主優待が受け取れるようになる

ユー・エス・エスの株主優待は、次のような内容となっています。

100~499株保有:クオカード500円分(×年2回)

500~999株保有:三井住友VJAギフトカード2,000円分(×年2回)

1,000~9,999株保有:グルメギフト5,000円相当(×年2回)

10,000株以上保有:グルメギフト10,000円相当(×年2回)

保有株式数によって、優待品がそれぞれ異なるのが特徴です。

「100株保有」「1,000株保有」の2パターンが、優待利回りが最も高くなります。

優待の進呈基準は株式分割後も変更せずに据え置くとの事なので、現50株(分割後の100株)から優待品が受け取れるようになります。実質拡充ですね!

ギフトカードやグルメギフトの取得ハードルも下がるため、既存株主にとってもメリットがある拡充だと言えます。

ユー・エス・エスの業績推移は、比較的安定した右肩上がり!

投資検討をする上では、業績チェックが欠かせません。ユー・エス・エスへの長期保有を検討する上で個人的に気になる業績推移について調べてみました。

売上高・利益は年々右肩上がり

まずは「売上高」「EPS(一株あたり当期純利益)」の推移を見てみましょう。

ユー・エス・エス(4732)の売上高とEPSの推移

緑色の売上高、オレンジ色のEPSともに、右肩上がりの傾向となっていることが分かります。

EPSは2021年頃一時的に大きく下落していますが、現在はすでに回復しており、コロナ前の水準を上回って推移していますね。

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

純資産も増加傾向

続いては「純資産」の推移を見てみましょう。

ユー・エス・エス(4732)の純資産推移

純資産はいわば企業の体力のようなものですから、長期投資をする上では純資産が年々増えている企業を検討したいところです。

ユー・エス・エスの純資産は長期で右肩上がりの傾向となっているため、長期投資を比較的検討しやすい銘柄だと考えられますね。

自己資本比率が非常に高い銘柄

続いては「自己資本比率」「有利子負債比率」のグラフです。

ユー・エス・エス(4732)の自己資本比率と有利子負債比率の推移

一般的に、自己資本比率(緑色のグラフ)の数値はなるべく高い方が、有利子負債比率(オレンジ色のグラフ)の数値はなるべく低い方が好ましいです。

ユー・エス・エスの場合は、緑色のグラフが高い位置に、オレンジ色のグラフが低い位置に安定しているため、投資対象としての健全性は比較的高いと言えますね。

負債(=借金)が少ないので、倒産のリスクが低い企業だということを示しています。

配当金額も右肩上がり!

最後に、インカム投資をする上での最重要項目「配当金額」と「配当性向」をチェックです。

ユー・エス・エス(4732)の一株配当と配当性向の推移
※1株配当は、増減の推移が分かりやすいよう現在の株式水準に換算した数値にしています。過去に株式分割を行っている銘柄の場合、実際の配当金額とは数値が異なります。

1株あたりの配当金額は年々右肩上がりですね!

2021年の配当性向がものすごく上がっていますが、配当金額は据え置いている(※厳密には0.1円増配)ため、なるべく減配をしない方針を取ろうとしている企業であることが分かります。

なんと25年近く連続増配を続けている、配当貴族な銘柄です!

ちなみに、ユー・エス・エスの現在の配当方針は、次のとおりです。

当社は、安定的な配当の維持および適正な利益還元の観点から、業績に連動した配当政策として連結配当性向を指標に用いており、2020年3月期より連結配当性向55%以上を配当に関する基本方針としております。

https://www.ussnet.co.jp/ir/stock/dividend/index.html

この方針のとおり、直近の配当性向(オレンジ色のグラフ)は、55%程度で推移していることが分かります。

配当性向55%は、かなり株主還元に積極的な方だと思います…!

ユー・エス・エス 株式分割後の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

ユー・エス・エスを現時点で50株保有した場合の「元とれる年数」を2024/3/8終値で試算してみると、約29年となりました。

普段は「30年以内」を目安としているので、割安すぎずちょうど良いくらいの水準だと考えています!

現50株(分割後100株)の場合はクオカード優待なので、優待品の独自性・希少性という点には少々欠けますが…。

グラフでご紹介したとおり業績推移が比較的安定しているので、新NISA成長投資枠での投資も検討できそうな銘柄だな~と思っています(^-^)

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
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