餃子の王将が念願の株式分割!分割後の割安度合いを調べてみた

餃子の王将が念願の株式分割!分割後の割安度合いを調べてみた IR解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。

今日の記事では、「王将フードサービス(9936)」の株主分割&優待拡充ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

今回の株式分割で、かなり優待取得しやすくなりそうです!

王将フードサービスが株式分割&優待拡充を発表!

安くて美味しい「餃子の王将」でお馴染みの「王将フードサービス」が、株式分割を発表しました。

餃子の王将のギョーザ

2024/5/23に発表されたお知らせによると、2024年9月30日を基準日として、1株→3株に株式分割するそうです。

ご参考までに、2024/5/24の終値は8,900円です。今の株価水準が続くなら、分割後は1株2,970円くらいで買えることになりますね。

分割後の株価もまあまあ高めですが、取得ハードルはかなり下がりそうですね!

分割後100株からでも株主優待が受け取れるようになる

株式分割に伴い、株主優待制度の拡充も発表されています。

王将フードサービスの株主優待品には、次の2種類があります。

  • 株主様ご優待券 (×年2回)
  • 株主様ご優待カード(ご利用代金から5%割引約1年間何度でも利用可能

※「株主様ご優待券」の代わりに、自社商品(ラーメンなど)を受け取ることもできます。

2025年3月期からは、分割後の100株から株主様ご優待券(2,000円分×年2回)がもらえるようになります。

分割後100株でもらえる優待額面は、現100株と同じです。約3分の1の投資資金で同じ優待券がもらえるのは嬉しいニュースですよね(^-^)

5%割引になる「株主様ご優待カード」については、お知らせ内に「変更ありません」と書かれているだけで詳細がよく分からない状態ですが、素直に読み取るなら「株式分割後も変更なく100株以上の保有で1枚の優待カードがもらえる」ということでしょうか…?

ちなみに、既存株主がもらえる優待券の額面変更は保有株式数によって異なりますが、変更なしor拡充のどちらかで、全体的には拡充の方向となっています。

王将フードサービスの業績推移をチェック!

投資検討をする上では、業績チェックが欠かせません。

王将フードサービスへの長期インカム投資を検討する上で、個人的に気になる業績推移について調べてみました。

売上高は順調!利益の伸びはやや停滞気味?

まずは「売上高」「EPS(一株あたり当期純利益)」の推移を見てみましょう。

王将フードサービス(9936)売上高とEPSの推移

緑色の売上高は、順調に右肩上がりとなっていることが分かります。

オレンジ色のEPSは、長期でみると右肩上がりに推移しているものの、直近では下落傾向にあるため、今後の推移が気になるところです。

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

純資産は順調に増加!

続いては「純資産」の推移を見てみましょう。

王将フードサービス(9936)純資産の推移

純資産はいわば企業の体力のようなものですから、長期投資をする上では純資産が年々増えている企業を検討したいところです。

王将フードサービスの純資産は長期で右肩上がりの傾向となっているため、長期投資を比較的検討しやすい銘柄だと考えられますね。

自己資本比率は高い数値で安定している

続いては「自己資本比率」「有利子負債比率」のグラフです。

王将フードサービス(9936)自己資本比率と有利子負債比率の推移

一般的に、自己資本比率(緑色のグラフ)の数値はなるべく高い方が、有利子負債比率(オレンジ色のグラフ)の数値はなるべく低い方が好ましいです。

王将フードサービスは、緑色のグラフが高い位置に、オレンジ色のグラフが低い位置に安定しているため、投資対象としての健全性は比較的高いと言えますね。

負債(=借金)が少ないので、倒産のリスクが低い企業だということを示しています。

コロナ禍の影響を受けた2021年には数値が悪化していますが、現在は元の水準に回復していることが分かりますね。

配当金額は右肩上がりの傾向だが、減配実績あり

最後に、インカム投資をする上での最重要項目「配当金額」と「配当性向」をチェックです。

王将フードサービス(9936)一株配当と配当性向の推移

1株あたりの配当金額は長期で見れば増加傾向ですが、2021年期には20円の減配を行っています。

2016年期は5円の記念配当を行っているため、こちらは減配ではありません。

コロナ禍による飲食店銘柄の減配は仕方のないこととも思いますが、長期投資を検討する上では、必ずしも減配をしない方針を取っているわけではないことを頭に入れておいた方が良さそうですね。

なお、オレンジ色の配当性向の水準は下がっているため、以前よりも余裕のある株主還元を行っていることが分かります。実際の配当金額が下がっているわけではないので、こちらは良い傾向だと捉えています(^-^)

王将フードサービス 割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

王将フードサービスを現時点で34株保有した場合の「元とれる年数」を2024/5/24終値(8,900円)で試算してみると、約41年(利回り換算で約2.4%)となりました(株主優待カードの利用は無しの想定で計算しています)。

ちなみに普段は「20~30年以内」を目安としています。実は発表直後の株価で計算した時には良い感じの水準だったのですが、その後株価が急騰したことにより、割安とは言えない水準となってしまいました…。

個人的にも王将フードサービスは「株式分割されたら買いたい!」と思っていた銘柄なのですが、今の水準ではちょっと買いにくいですね…(^-^;

とはいえ9月末に株式分割された後、増えた分の株を売却する株主がもし多ければ、株価水準が下がることもありえるかもしれませんよね。それを信じて、分割前後の株価を見守りたいと思います!

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

よこプロフィール画像

よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
餃子の王将には、大学時代によくお世話になっていました。
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