第一生命HDの株主優待制度を深堀り解説!

第一生命HDの株主優待制度を深堀り解説! 銘柄調査
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。

今日の記事では、第一生命ホールディングス(8750)」の株主優待制度についてご紹介します。

QOLism優待新設に続き、ベネフィット・ステーション優待が追加されました!

第一生命HDの株主優待制度を解説!

大手保険会社「第一生命ホールディングス」の株主優待には、次の2つの制度があります。

  • ヘルスケアアプリ「QOLism」利用権
  • 福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」利用権

どちらも便利なサービスであることは間違いありませんが、具体的にどんなことができるのかどんなメリットが得られる優待なのかが一見分かりづらいですよね。

今回は、第一生命HDの2つの株主優待制度について、詳しく見ていきたいと思います。

第一生命HDの株主優待「QOLism」でできること

QOLism」は、もともと第一生命グループの健康保険組合等に加入している人向けに提供されているアプリケーションサービスです。

アプリ内で利用できる機能の一例としては、次のようなものが紹介されています。

  • 歩数記録
  • 体重、食事記録
  • AIによる健康増進メニュー作成
  • 健康レシピ、筋トレ動画の閲覧  など

これらの機能を使い続けることで、各種優待品と交換できるポイントが獲得できる、という仕組みになっています。

優待ポイントの獲得までには一定の期間が必要

QOLismを利用することで得られるポイントの獲得上限数は、保有株式数によって異なります。

100株保有の場合は年間で最大2,000円相当200株以上を保有の場合は年間で最大5,000円相当のポイントをもらうことができます。

このポイントは権利獲得によってまるっともらえるわけではなく、アプリ内の機能を利用することで毎日コツコツとポイントを集めていく形式になっています。

一般的なポイント制の優待よりも、継続力や忍耐力が問われそうですね…(^-^;

第一生命HDの公式サイトによると、具体的なポイントの貯め方は次のとおりです。

  • ログイン:1pt/日
  • エクササイズ動画視聴:1pt/日
  • 体重記録:2pt/日
  • 食事記録:最大3pt/日
  • ウォーキング:最大8pt/日
  • 疾病リスクチェック:25pt/年

※ベースポイントとして、ご登録された株主の皆さまに毎年一律500ptを付与します。
2024年度は9月12日(木)に付与予定です。

https://www.dai-ichi-life-hd.com/investor/share/benefit.html

ウォーキングの歩数設定が分からないので、ここでは半分の4ptを現実的な数字として仮定した場合、1日に貯められるポイントは11ポイントとなります。

100株保有の場合だと、ベースポイントを除いた残りの1,500ポイントを全て獲得するには約4ヶ月半の期間が必要となる計算です。

ポイント付与は「翌月の第一木曜日」なので、実際には5ヶ月以上かかりそうですね。200株保有の上限5,000ポイントを達成するのは、正直至難の業なのでは…?(^-^;

これまで健康管理系のアプリを使っていない方にとっては、株主優待がモチベーションとなって毎日の健康記録が習慣づいた、というメリットもあるかもしれません。

しかし、あくまで株主優待の取得を目的として見た場合には、他のポイント優待に比べるとかなりの手間がかかってしまうので、面倒に感じてしまう方も多いかもしれませんね。

獲得したポイントは、電子マネー等と交換できる

「QOLism」で獲得したポイントは、電子マネーやギフト商品などに交換することができるようです。

交換できる具体的な商品のラインナップについては公表されておらず、株主のアプリ画面でしか確認することができません。

参考になりそうな情報として、少し古い情報ですがこちらの記事によると、2021年時点だと「QOLism」のポイント交換は株式会社エムディーピーという企業による「プチギフト」というサービスで運営されていることが分かります。

「プチギフト」で交換できる商品の一例はこちらのページで確認することができます。

2024年現在もプチギフトのシステムが採用されているのか、そしてこれら全てのギフトがQOLismの対象となっているのかどうかは分かりませんが…。ざっと見た感じは電子マネーやポイント系が充実してそうな感じがしますね。

dポイントクラブのホームページにもQOLismポイントの交換に関する情報が存在したため、dポイントには間違いなく交換できそうな印象です。

ポイントどうしの交換レートが気になるところではありますが、電子マネーと交換できる優待銘柄は限られているため、ポイント優待に魅力を感じる方であれば、毎日のアプリ利用を頑張ってみる価値はあるのかもしれません。

公式サイトによると、ポイント交換先のさらなる拡充も検討中だそうです。

第一生命HDの株主優待に「ベネフィット・ステーション」が追加!

もう1つの株主優待制度として、福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」利用権が付与されることが先日発表されました。

ベネフィット・ステーションは、全国の飲食店やレジャー施設などで使えるお得な割引クーポンを使うことができるサービスです。

当ブログでよくご紹介している「クラブオフ(リロクラブ)」と似ていますが、クーポンが利用できる対象店舗が一部異なります。

ベネフィット・ステーションで配信されているクーポンの内容や対象店舗は、公式サイトから検索できるようになっています。

地域検索もできるので、お住まいの地域にクーポンが使える店舗があるかどうか、事前にチェックしてみるのがおすすめです。

1つ1つのクーポン割引額は約100~200円とささやかなものがほとんどですが、加入期間中なら同じクーポンを繰り返し何度でも使うことができるため、対象店舗を頻繁に利用する方にとっては地味にあなどれない優待なのではないかと思います(^-^)

あくまで株主優待のメインはQOLism

補足として、ベネフィット・ステーションを株主優待制度として提供しているのは、現状「第一生命HD」と「毎日コムネット」の2社となっています。

第一生命HDの株価は2024/8/22終値で4,073円、毎日コムネットの2024/8/22終値は714円です。

資産状況や自社関連優待サービスであるかどうかなどの違いがあるので一概に良いとは言いきれませんが、単純に利回りのみで比較した場合には、配当・優待ともに毎日コムネットの方が高利回りとなっています。

毎日コムネットの業績推移については、過去にこちらのページでご紹介しています↓

この点を踏まえても、第一生命HDの株主優待取得を検討するにあたっては、やはりメインとなるQOLism優待にどれだけメリットを感じられるかが投資判断の分かれ目となってくるように思います。

かなりユニークな優待なので人を選びますが、健康管理に興味がある方ポイ活などをコツコツ頑張るのが好きな方は、上手く活用できるかもしれませんね(^-^)

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
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コメント

  1. ぴー より:

    QOLismでポイントを貯めるのはかなりハードですね
    MAXまで貯められる人はどれだけいるのか気になります

    第一生命はベネフィットワンをTOBしたので、優待をそのままくっつけた感じですね
    ちなみにベネフィットワン関連の優待はコースにランクがあるようです
    TOBされる前の本家ベネフィットワンの最後の優待はコースBと呼ばれる少しお得なコースでした
    毎日コムネットはダイジェストコースという一部利用できないサービスがあるコースのようです
    第一生命ではどんなコースになるのかIRに載ってなくて分からないですがコースBになるんでしょうかね

    余談ですがベネフィットワンの優待取得時にコースBでNetflixも一緒についてこないか淡い期待をしていたのですが、さすがについてませんでした

    • よこ よこ より:

      ぴーさん、本日もコメントありがとうございます!
      個人的には100株の2,000ポイントでもかなり大変だと思うので、200株に増やそうと思う方は少ないのではと予想しています…(^-^;

      なるほど、やはり2社の提供内容には若干の違いがあるのですね。教えてくださりありがとうございます!
      こちらでも具体的な違いを調べてみて、分かったことがあれば後日追記しようと思います。
      Netflixがもし付いていたら優待銘柄としてもめちゃくちゃ人気が出そうですが、さすがに難しかったですね…(笑)

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