実質拡充したクオカード優待銘柄の割安度合いを調べてみた

実質拡充したクオカード優待銘柄の割安度合いを調べてみた 新設・拡充・変更
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約50銘柄保有しています。

今日の記事では、「椿本興業(8052)」の株主優待(実質)拡充ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

今回の実質拡充によって、良い感じの割安水準となったように思います!

椿本興業が株主優待制度を実質拡充!

伝動運搬機器設備の製造・販売や、化学系材料の輸入・加工・販売などを手掛けている「椿本興業」という会社が、株主優待制度の(実質)拡充を発表しました。

こちらの会社は、2024年3月末で株式分割(3分割)を行っています。

分割後の優待制度については発表がないままでしたが、2024/5/8に分割後も現行の優待制度を維持することを発表しました。

椿本興業の株主優待品はクオカードで、100株保有の場合は1,000円分が年に2回もらえます。

200株保有の場合は2,000円分が年2回、300株保有の場合は3,000円分が年2回と、300株までは優待利回りが下がらない点もポイントですね。

ご参考までに、椿本興業の2024/5/13終値は2,297円です。それなりの投資金額は必要なものの、(長期条件なしに)クオカード年間2,000円分がもらえる銘柄としてはリーズナブルな気がしますね。

椿本興業の業績推移は比較的安定している

椿本興業の「売上高」と「EPS(一株あたり当期純利益)」のグラフを見てみると、どちらも長期で見ると右肩上がりの傾向で推移していることがわかります。

椿本興業(8052)売上高とEPSの推移

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

緑色の売上高はゆるやかな右肩上がり、オレンジ色のEPSはコロナ禍以外は基本的に右肩上がりで推移していますね。

気になる「一株配当」と「配当性向」のグラフはこちらです↓

椿本興業(8052)一株配当と配当性向の推移

配当金は増加傾向となっているものの、2020年、2021年には減配を行っていることが分かります。

オレンジ色の配当性向は20~30%で推移しているため、この辺りの水準で業績に連動した配当を行っていることが分かりますね。

ちなみに配当方針は「連結配当性向30%」とされています。

配当金額は増加傾向であるものの、今後の業績推移によっては減配リスクを意識しておく必要がある銘柄だと思います。

椿本興業の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

椿本興業を現時点で100株保有した場合の「元とれる年数」を2024/5/13終値で試算してみると、約29年となりました(利回りに換算すると約3.4%です)。

普段は「20~30年以内」を目安としているため、ちょうどいい感じの水準だと思います(^-^)

株式分割前の株価は6,000円超えということで、どちらかといえば株価の値上がりによるキャピタルゲインを狙うべき銘柄なのかもしれませんが…。

今回の実質拡充によってインカム投資による旨味も増したため、より幅広い方にとって投資を検討しやすい銘柄となったように思います!

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから3年目、もうすぐ2000万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約50銘柄保有しています。
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