優待拡充で利回り5%になったクオカード優待銘柄の割安度合いを調べてみた

優待拡充で利回り5%になったクオカード優待銘柄の割安度合いを調べてみた 優待IR 解説&考察
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おはようございます、よこです(^-^)/

”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現在約60銘柄保有しています。

今日の記事では、「椿本興業(8052)」の株主優待拡充ニュースと、それを踏まえた割安度合いについて調べた結果をご紹介します。

椿本興業が株主優待制度を拡充!

伝動運搬機器設備の製造・販売や、化学系材料の輸入・加工・販売などを手掛けている「椿本興業(8052)」という会社が、株主優待制度の拡充を発表しました。

椿本興業の株主優待品はクオカードです。

2025/1/31に発表されたお知らせによると、100株保有の場合、従来は1,000円分×年2回(年間2,000円分)の進呈でしたが、2025年3月期から2,000円分×年2回(年間4,000円分)に拡充されるそうです。

額面2倍とは、思い切った拡充ですね!

ちなみに、200株以上、300株以上の優待区分も含めた全面的な拡充となっていますが、こちらはさすがに2倍とまではいかなかったため、新しい優待区分では100株保有時が最も優待利回りが高い形となっています。

300株以上保有の場合は長期継続保有でさらなる額面の増額があるようですが、それを含めても100株保有時の方が高利回りです。

ご参考までに、椿本興業の2025/1/31終値は1,986円です。

それなりの投資金額は必要なものの、長期継続保有条件なしにクオカード年間4,000円分がもらえる銘柄としては比較的リーズナブルな気がしますね。

公式サイトでは公表されていないものの、毎年9月権利では隠れ優待としてクオカードの他にビジネス手帳(1冊)も進呈されています。

今回のお知らせ内にも記載はないため、優待拡充後も続けてもらえるのか、それとも無くなってしまうのかは不明ですが…(^-^;

椿本興業の業績推移は比較的安定している

椿本興業の「売上高」と「EPS(一株あたり当期純利益)」のグラフを見てみると、売上高・利益ともにコロナ禍の2020~2021年以外の年は右肩上がりで推移していることがわかります。

椿本興業(8052)売上高とEPSの推移

EPSの数値がかなり高い企業なので、今後もしっかり利益が伸びていくのであれば、この後ご紹介する配当金額を踏まえても、今回の優待拡充は特段無理のある金額では無さそうに見えます。

EPS(一株あたり当期純利益)は、当期純利益÷発行済株式数で計算される数値です。
配当金目的のインカム投資を検討する上では非常に重要な数値です。

EPSの数値が配当性向100%とイコールなので、EPSが高いほど配当金をたくさんもらえる可能性が高くなります。
EPSが右肩上がりの企業は、配当金も増配傾向となりやすいです。

気になる配当金の推移は、こちらのグラフのとおりです。

椿本興業(8052)一株配当と配当性向の推移

配当金は増加傾向となっているものの、業績が悪化した2020年、2021年には減配を行っていることが分かります。

オレンジ色の配当性向は20~30%で推移しているため、この辺りの水準で業績に連動した配当を行っていることが分かりますね。

ちなみに配当方針は「連結配当性向30%」とされています。

配当金額は増加傾向であるものの、今後の業績推移によっては減配リスクを意識しておく必要がある銘柄だと思います。

椿本興業の割安度合いを調べてみた

私は普段、配当金と優待だけで何年間保有し続けたら投資元本を回収できるか、という通称「元とれる年数」を投資判断のひとつの基準としています。

椿本興業を現時点で100株保有した場合の「元とれる年数」を2025/1/31終値で試算してみると、約20年となりました(利回りに換算すると約5%です)。

普段は「20~30年以内」を目安としているため、かなり良い方の水準だと思います(^-^)

かなり大盤振る舞いな優待拡充ですが、まだまだ優待額面よりも配当金額の方が大きいですし、隠れ優待も実施しているくらいなので、それだけ株主還元への余力があるということなのかな?と捉えています。

今後も業績をしっかり伸ばして、できるだけ長く優待制度を続けてもらえると嬉しいですね!

※本記事でご紹介している内容は、記事公開日時点の情報です。優待内容が変更となっている場合もありますので、最新の情報は当該企業のホームページ等でご確認ください。
※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではございません。当サイトではいかなる責任も負いませんので、投資の最終判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

この記事を書いた人

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よこ

株主優待投資で資産5000万円を目指している人です。
投資家デビューから4年目、もうすぐ2500万円が見えてきました。
「”投資”としての株主優待投資」をモットーに、長期視点で資産増に貢献してくれそうな優待株を現物で約60銘柄保有しています。
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